コーヒーの魅力に取り憑かれ焙煎まで初めてしまい、もう3年が経つぐらいになります。
当時はありとあらゆるグッズを買いまくりましたが、今ではだいぶ落ち着き、普段使っているのは使いやすく美味しくできるものだけです。
恐らくミルやグラインダーだけでも選ぶにはたくさんありすぎ、大変かと思うので完全に主観ですが勝っておけば間違いない道具・グッズを紹介します。
ちなみに美味しいコーヒーの飲み方についてはこちらでまとめています。
目次
コーヒーの道具・グッズの大まかな分類をまとめてみた
- ミル・グラインダー(焙煎されたコーヒー豆を挽く・砕くもの)
- ドリッパー(挽かれたコーヒー豆からコーヒーを抽出するもの)
- 野外・アウトドア編(番外)
大きく分けて上記の3つに分類されます。
野外・アウトドアは番外なのでそれを除くと2つですね。
今回はミル・グラインダーについて紹介します。
ミル or グラインダー? 電動 or 手動?
まず考えるべきはミルかグラインダーか、電動か手動か、という4軸です。
上記の4軸で方向性が固まればだいたいOKですが、まずグラインダーは辞めた方が良いです。
そもそもミルとグラインダーの違いとは?
正直呼び方の違いだけで、あまり実際には違うことはないんですが、製品自体これらを別々にとらえてネーミングしてそうです。
- ミル=ドリップ用の荒目〜中目の粉砕具合
- グラインダー=主にエスプレッソ用でミキサーのようなイメージで、かなり細かく粉砕される
という分類かと思います。
グラインダーは止めた方が良い理由
そこでグラインダーをあまりオススメしない理由としては、
- 粉砕のレベルが細かすぎる
- エスプレッソにするなら良いが、ドリップしたいなら不味くなる
- 安物を買うと粉砕された粉に大きさにばらつきがあるため、味がブレる
というところです。
まずほとんどが電動で楽なのは楽なのですが、味が美味しくないです。
というのも高いものを買わないと(1万円以上)粉砕にばらつきがあるため、細かい砂のような粉が出来て、それが美味しくなくする原因になります。
コーヒーを美味しく入れる方法の1つは「一定の大きさで挽かれたコーヒー豆を使用する」ということなので、これがそもそも難しい安物のグラインダーはオススメしません。
一度安物を買ってどうにも難しかったのでそれ以来使っていません。
買うのであればある程度高価なものがオススメですが、実際にカフェや自家焙煎の喫茶店に行ってグラインダーが置いてあるお店って見たことありますか?
僕は記憶にはあまりありません。
ということがほぼ答えなのかなと思います。
以前に買ったグラインダーはこちら
Melitta(メリタ) 電動 コーヒーミル
こちらは3,000円程度のものであったため、あまり良くなかったです。
コーヒーの細かい粉(微粉)が多くでき、調整するのに大変でした。
他に唯一薦めるとすればこちらでしょうか。
bodum BISTRO 電気式コーヒーグラインダー
こちらは評価も高く、ある程度の価格帯になっているのでまだ信頼ができるかと思います。
どうしてもエスプレッソ用にグラインダーが欲しいという方にはオススメできます。
ミルの電動か手動か
ということでグラインダーは候補から外れ、ミルで電動か手動かどちらが良いかですが、一番良いのはどちらも持っておくことをオススメします。
というのも状況によって分かれるからで、とりあえず電動と手動のメリット・デメリットを挙げておきます。
電動ミルのメリット
- 一瞬で挽けて楽
- 設定が簡単(粗挽きか中挽きかを選ぶのがわかりやすい)
電動ミルのデメリット
- 持ち運びがめんどくさい
- 電気が通っていないところでは使えない
- 高価
- スペースを無駄に取る
手動ミルのメリット
- 持ち運びが簡単
- スペースを取らない
- 比較的安価
手動ミルのデメリット
- 一々挽くのがめんどくさい(5〜10分はかかるかも…)
- 粉砕度合いの設定がめんどくさい
という一長一短ですね。
なのでコーヒーをどこまでやりたいかによりますが、下記の方であれば電動を買っとくことをオススメします
- 毎日新鮮な豆を挽いてすぐに飲みたい
- 友人宅にも持ち込んででも美味しいコーヒーを飲ませてあげたい
- イベントでコーヒーを出すことになった
というレベルで、自分で焙煎をしていたら絶対に電動をオススメしますが、そうでなければ手挽きの手動でも良いかもしれません。
判断基準としては「毎日挽きたいかどうか」かなと。
挽きたいのであれば電動を勧めます。
それで手挽きでも良さそうな方は以下です。
- 毎日ではないが、週に数回飲む
- 時々飲む時に新鮮な豆を飲みたい
- ミルを挽く時間が楽しい
- 持っててオシャレ
電動のオススメのミルはこちら
Kalita ナイスカットミル (シルバー)
なぜこれを薦めるかというと、コーヒーショップなどで使用されているミルはだいたいこれの大きいサイズであることがほとんどです。
ブランドこそは違えど、言うなればコーヒーショップとほぼ同じクオリティで豆が挽けるということです。
なので、「コーヒーをこれからもずっと飲むだろう」という人はこれを買っとけば間違いないです。
手動のオススメのミルはこちら
HARIO ( ハリオ ) 手挽き コーヒーミル ・ セラミック スリム MSS-1TB
ハリオの手動のミルです。
一番使いやすいのはこちらです。
アウトドアでも使えるし、室内でも使えるし。
何よりとても軽いので持ち運びも便利です。
唯一デザイン性に関しては好みになるので、そこで満足できればこれが一番ラクかなと思います。
ポーレックス コーヒーミル セラミック
こちらは有名なポーレックスのコーヒーミルです。
アウトドアをするのなら、こちらが一番使われたりオススメされていたりします。
自分も持っていますが、スッキリとしたデザインなので持ち運びやすく、使い勝手も良いです。
ただ比較的値段が高く(6,000円程度)、そこまで価値があるかと言われば正直悩みます。
まあ間違いなく良いクオリティで挽くことができるので、安心料としては安いのかもしれません。
カリタ 手挽きコーヒーミル KH-3
こちらはまたデザインがレトロで、アンティークなデザインが好きな方にはおすすめです。
ただ難点が、上の豆を入れる部分のフタが無いので、ホコリが結構入るというところ。
あまり気にされない方は良いですが、自分は結構気になったので、ずっとラップをかぶせていました。
そうなるとあまりデザインとしても良いものではなくなるので、ちょっと使い勝手が悪いかな、というところはあります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
まずはミル・グラインダーでオススメできるものを紹介しました。
それでは!
追記
ミル・グラインダー以外にも自分がおすすめできる器具を一式まとめています。
珈琲を一番新鮮な美味しい状態で飲んでみたい方はこちら
「まずは焙煎したてのコーヒーを飲んでみたい」という方へ
自分で焙煎してみる前に、焙煎したてのコーヒーがどんなものかを知りたい方のために、生豆を注文後焙煎して届けてくれるサイトをピックアップしました。
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コーヒーの焙煎についてオススメの本
コーヒー「こつ」の科学―コーヒーを正しく知るために
コーヒーについての疑問をQ&A形式で答えてくれる本です。
主に焙煎についての話で、この本を読めばだいたいの疑問は解けます。焙煎、コーヒーに興味があれば必読!
美味しいコーヒーって何だ?
焙煎家のオオヤミノルさんの焙煎について、真摯に語った本。
自家焙煎家の大御所の方や、新鋭の方にも自らインタビューを行って、感想を等身大で書かれた、焙煎に興味があればとても楽しく読める本です。
焙煎をやりだしてこの本を読んで、奥の深さに驚きました。
またオオヤさん、駆け出しの頃は銀杏煎り器で焙煎をしていたというのですから、さらに驚きでした。
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