「ネットショップをやってみたいけど、何から始めれば良いのかわからない」「店舗では売上が上がらないし、ネットショップなら売れるかも…」「ハンドメイドで作ってるオリジナル商品、ネットで売ってみようかな」
そんなお悩みはありませんか?
この記事ではネットショップで売上を上げる方法、成功するために考えるべきポイントを紹介します。この項目を全て押さえる事が出来たら、ネットショップでの出店の成功率は格段に上がります。逆にこのポイントを全く知らなければ、どんなに商品が良くてもネットでは売れないと思っていただいた方が良いです。
私は自社ECサイトを運営している会社でネットショップ・ECサイトの制作を行ってきました。自社ECサイトのノウハウをお客様に提供しながら、色んなサイトの立ち上げ・コンサルティングに関わってきましたが、売れるサイト、売れないサイトははっきりと差がわかります。
今回はその経験を読んでる方に共有できればと思います。
ちなみに失敗しないためのホームページ制作についてはこちらでまとめています。
目次
1.他社と比べてあなたのネットショップで商品を買う理由はあるか?
この質問に答えられますか?
実店舗とネットショップの一番大きな違いは、比較される数が比にならないぐらい違うということです。
実店舗であればその店舗がある商圏で比較される程度ですが、ネットショップだと全国で瞬時に比較されます。
それは楽天やamazonなどのモールに出店しようが独自サイトで出店しようが同じです。
あなたが今実店舗を持っているのであれば、それは全国規模で出店して勝てるかどうか、ということを考えなくてはなりません。
つまり他社、他の商品と比べて強みがあるかということです。
2.強みの価値を説明が出来るか?
「ウチの商品は職人が丁寧に心を込めて作っているんだ」「独自の製法で〜」「営業担当が顧客の要望を細かく聞いて、最適な商品を提案している」
それらはネットショップで出した場合、価値はありますか?
価値がないと言っているのではないのですが、往々にして自分達が価値だと思っている部分は顧客にとってはそうではないことが多いです。
むしろ自分達の考えていることとは全く違うところに顧客が価値を感じていることもよくあります。
自分達の店舗・商品の魅力・強みを明確にし、それをネットショップで的確に伝えることが出来なくてはネットショップでは商品は売れません。
ユーザーは買いたい商品のページやネットショップを次々にクリックして開いて、少しでも「違うな」「わかりにくい」「ダサい」と思ったらすぐに離脱します。
それはフラッと店舗に訪れて帰る顧客とは比になりません。
なので強み、魅力が一発でわかるようなサイト構成にする必要があります。
3.ターゲット・ペルソナは明確か?
「強みも自社商品の魅力もしっかりとある」
それはどんな方に買って欲しいですか?強みや魅力がしっかりとわかっていればある程度ターゲット設定も容易だと思いますが、そこがはっきりとしていないならまずはターゲットから絞っていった方が良いかもしれません。
商圏がない代わりにエリア以外のポイントで自社のターゲットをセグメント(絞込み)する必要があります。
- 何を求めているのか、何を解決したいのか
- 性別
- 年齢
- 家族構成
- 趣味
- 在住地
- ライフスタイル
- 性格
少なくともこのくらいは明確にする必要があります。
4.集客方法はあるか?
ここまで出来たらもう少しです。
仮に自分のネットショップが完成したとしましょう。それではそこにどうやって人を呼び込みますか?
実店舗では店自体が広告要素を持っているので、出店するだけである程度の集客は見込めます。
ネットショップはただ出店するだけでは間違いなく誰も訪れません。
なぜなら出店したばかりのサイトでは検索結果に上がってこないからです。
「実店舗でネットショップのQRコードのついたチラシを配っている」「アクセス数のあるサイト・ブログを運営しているからそこから集客を行う」「自身がinstagramなどでのフォロワー数の多いインフルエンサーだから大丈夫」
そういった方であればあまり問題はないかもしれませんが、特に集客手段を持っていないとすると、間違いなくしばらくは1商品も売れないでしょう。
集客手段がないし、集客を考えていないのであれば、楽天やamazon・yahooなどのショッピングモールに出店することをオススメします。
集客手段がある、もしくは現在はないがネットでのSEO対策やネット広告などの集客手段を使っていきたいのであれば、ASPなどでの自社サイトもアリです。
5.自社の独自商品かどうか?
もう一点考えて頂きたいのが、「売りたい商品は独自商品かどうか」ということです。
独自商品であれば、利益率も良いでしょうしそれをネットショップで売るのは問題ありません。
問題は仕入れている、卸商品をネットショップで売る場合です。
仕入れた商品をネットショップで売るとすると、薄利多売形式で数を売りまくるか、付加価値を付ける、もしくは付加価値が付いているように見せて高く売るかしか手段はありません。
なぜなら既にその仕入れ商品は誰かがネットで売っている可能性が高いからです。
もし誰も、もしくはあまりネットでその商品が出回っていないのであれば、仕入れ商品を売ることも勝機はありますが、バンバン既に売られているのであれば、価格競争に巻き込まれる可能性は大です。
6.初期コスト・ランニングコストの予算は取っているか?
どのくらいのご予算をお考えでしょうか?
ざっくりとですが、ネットショップを制作会社に作ってもらった場合、200万円程度はかかることが多いです。
「個人で知り合いに作ってもらうんだ」という場合は30〜50万円程度で作ってもらうことも出来ますが、果たしてそんなサイトは買いやすい形になっていますか?
スモールスタートでまず安く出店したい、という場合は問題はありませんが、しっかりと売っていきたいということであれば予算は必要です。
また初期費用だけでなくランニングコストも発生します。
初期費用からランニングまで無料なサービスも存在しますが、集客力はありません。
楽天であったりASPで出店するのであれば何もしなくても数千円〜数万円はかかると思った方が良いです。
7.ネットショップの運営の人件費は割いているか?
最後に。
ここをよく考えられていない経営者の方、担当者の方が非常に多いです。
- 受注・発送業務
- 集客・広告・企画業務
- 商品開発業務
- ネットショップ運用業務
- ネットショップ開発・改善業務
- 窓口対応業務
軽く見積もってもこのくらいの業務量は発生します。
「デキるヤツに兼任でやってもらう」
そういった考えは辞めたほうが良いです。
何も事が動かずに1年が経ちます。
本腰を入れてやるのであれば、最低でも誰か一人を専任で任せるか、自分で動くか、奥さん、旦那さんなどのパートナーに依賴するなどする必要が必ずあります。
ネットショップは予想以上に業務量は多いです。
最後に
いかがでしたでしょうか。最後までお読み頂きありがとうございました。
楽天や自社サイト、いずれの方法をとっても、コンサルタントやweb制作会社にネットショップの事は頼むことになると思います。
その時には上記の7つの項目は抑えておかないと大金を出して依賴しても全く意味のないことになりかねません。
もし、ネットショップ運営でお悩みでしたら、一度ご相談下さい。
それでは!
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