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【断捨離】こんまり流の片付け術を2年前に試してみたことを振り返って

16/09/04 ( 18/11/23 Edited)

約7分で読めます

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あなたは断捨離と呼ばれるほどの大掛かりな片付け、やったことありますか?

もしくは今自分が住んでいる家、部屋は綺麗な片付いている状態ですか?

僕は2年ほど前に、こんまりさんの本に出会って、断捨離をやりまくったことがあります。

その当時は引っ越して実家に帰ってきたタイミングでもあって、自分のものだけではなく、実家の不要なモノも捨てまくったり、挙句には親戚のおじさんの家まで行って、アルバイト代をもらって片付けをやったこともありました。

その当時は本気で「自分もしかしたら片付けで食っていけるかも」と思えるほどの自負がありました。

今では当時捨てまくったおかげで断捨離熱は収まっています。

当時から2年経った今、こんまりさんの片付けの方法、そのポイント、その後のメリットデメリットも含めてまとめてみました。

こんまり流片付け術とは?

当時自分の部屋がいらないモノで溢れかえっていたので、いろんな片付け、断捨離の本や著者について調べていました時に、最終的に辿り着いたのがこんまり流の片付け術でした。

一般的な断捨離の本とか内容って、「1年以上使わなかったものは捨てる」、とか、そういった実用的なノウハウに基づいて説明されているモノがほとんどで、あまりピンときませんでした。

そんな中こんまりの人生がときめく片付けの魔法は、単純明快で、とてもとっつきやすかった記憶があります。

モノの種類別に全てを一箇所に集め、ときめくかどうかを判断して捨てる

具体的にどんな内容かというと、まずは、日々の片付けと、モノを減らすための片付けをわけて考えます。

ここでの日々の片付けというと、モノを使ったら元の位置に戻すというものを言います。

モノを減らすための片付けは、そのままですね。

そして、やり方としてはまずは場所別ではなくて、モノ別に片付ける。

具体的には、全てを一箇所に集め、そこからときめくかどうかを判断基準として捨てる。

という至極単純なものです。

原理としては単純すぎるため、なかなかこれだけじゃ実行できないので、詳しくは本に書いてありますが、基本としてはこういった考えです。

そして片付けの種類としては、衣類、本類、書類、小物類、思い出類というのが一番やりやすいです。

なぜモノ別に片付けるのか

こんまり流片付け術が自分にとってしっくりきたのは、「場所別でなくてモノ別に考える」ということと、捨てる判断基準を「ときめくかどうか」という自分の感覚に全てを委ねているという点です。

どうしても片付けをするときって、「今日は居間を片付けよう!」とか、「其の次は自分の部屋!」という感じで場所別になっちゃいませんか?

そうなると、居間を全て片付け終わった後、自分の部屋に行った時に居間で整理したジャンルのものが出てくることってよくあると思うんですね。

思い出品とか、日用品とか特に。

片付けをするときってこれが一番億劫だったので、これをモノ別に片付ければいいと考えると、とてもやりやすいです。

ゴチャゴチャ言わず、「ときめくかどうか」の一言

とても判断基準がシンプルでわかりやすいんですね。

「ときめくかどうか。」

これって何気に難しくて、でも理解すればスイスイ判断することができます。

慣れてくると触ってじっと見ただけであたまで考えるより、感覚で「いる」、「いらない」と判断できるようになります。

もちろん精度としては100%ではありませんが、片付けをするときに一番辛いのって判断に迷って脇道にそれることなんですね。

思い出品とかを見ていると、判断しようとして中身を見てしまって、懐かしくなって2時間が経過していた、なんてことが本当によくあります。

それを「ときめくかどうか」という感覚で判断するようにすると、無駄なロスがなくなり、手が止まることがほとんどなくなります。

これで数日で片付けを終わらせるということが現実的にできるようになるんです。

片付けのメリット1:モノが1/3程度に減る

まず、本当に相当なモノが減ります。

自分の分だとそこまですごい捨て方にはなりませんが、実家のモノを片付けした時には、押入れ1つ分全てゴミになったことがありました。

家によっては相当なモノがときめかずゴミと判断できることがあるので、大変な作業になります。

メリット2:普段生活ではある場所にものを戻すだけで掃除、片付けが完了する

こんまり流の片付けをした後は、モノには全て定位置がある状態になります。

例えば、机の上にリモコンが雑然とあるのはおかしく、テレビの横にあるのが定位置、というような形ですね。

だから片付けといって机の上にあるものを電話台のところに一時的に移動させて終わり、というようなものではなく、全て決まっているところへ戻すというのが片付けになります。

基本的には使ったら戻すが大原則ですが、どうしてもそれはできない時もあります。

そういう場合の、片付けです。

そのような片付けは5分程度あれば終わりますから、定位置に戻した後、掃除をして、終了になります。

これを1週間に1度行うだけで、部屋は基本的に汚れる、散らかることはありません。

メリット3:バラバラだった収納箇所が一つにまとまる

ものを捨てて、1/3程度になると、収納場所もパンパンだったものが1/3程度になります。

そしてモノを捨てる過程で1箇所に集められたモノをそのままどこかにまとめて収納すれば良いので、収納箇所がバラバラになることがありません。

今まで1階と2階とに服が別々にあった、ということはこれでなくなります。

メリット4:モノを探す時間が格段に減る

当たり前の話ですがモノを減らすと探す時間が減ります。

また一度全ての持ち物を見ている状態なので、だいたい何がどこにあるかを結構把握出来ています。

そこで思い出せなかったり、どこだろうとなったときはだいたいそのものは捨てていることが多いので、探さずに新しく買ったりすることができます。

デメリット1:モノの定位置についてこだわりが強くなる

こんまりさんの本を読んで一度完璧に片付けを行うと、モノの定位置が存在しないことがありえないという常識になります。

全てのものは使ったら直す、となっているので違うところに置かれたり、移動されるととてもモヤモヤとしたりします。

デメリット2:同居人に対して厳しくなる

また上記の理由で同居人に対しても片付けを強要してしまいがちになります。

僕の場合難しかったのが、本棚をどうするかというところで結構揉めました。

妻は本は供用財産なのだから1箇所にまとめればいいんじゃないかと提案してくれたのですが、自分としては断捨離を行った後の持ち物なので、誰かのものと混ぜることが考えられませんでした。

そんなことをしてしまうと、いざ次の片付けをするときに、所有者の境界線がなくなり、捨てることに躊躇が生まれるのが嫌だったからです。

そんなこんなで結局本棚は各々1つずつ購入し、分けています。

共用物ばかりの押入れは問題ないですが、服や靴も完全に分けたりしています。

結果的に今ではそれが良かったんじゃないかなと思います。

自分の持ち物だけ、という場所が存在することで責任が生まれ、綺麗に直そうという気になるからです。

おそらく混ぜてしまうと、なあなあで片付けることができずものが増え続ける、ということもあり得るからです。

デメリット3:服については後悔することが多い

ここが自分にとって欠点というか、致命的だったところなんですが、服に関しては割と後悔が多かったように思えます。

当時はときめかないと思って捨てたものが、翌年には着たくなった。

ときめかないものが多すぎてほとんどを捨ててしまい、普段着すらなくなってしまった。

というぐらい過激に捨ててしまったので、自分のスタイルが全く新しくなった記憶があります。

ここは何が駄目だったかというと、おそらく自分のスタイルが定まっていない時期にやってしまったというのもありますし、500も600着もあるような人ではなく、あっても150着とかのレベルの人間だったので、捨てすぎてしまったということがあるかもしれません。

また他の服以外に関してはあまり思い入れはありませんでしたが、服に関しては自分の中で結構好きな部類に入るものなので、あまりときめかないと思っていても思い入れはあったのかもしれません。

何事もやりすぎはよくないなと少し反省しました。

最後に

メリット、デメリット、両方やはりありますが、こんまり流の片付け術を行ってから、ものが多くて悩まされることはなくなりました。

ある程度増えてきても、また減らすことは可能ですし、何より片付けのやり方をマスターしたことで、仕事にも活かせたり、考え方にも活かせたりと、何かと色んなところで良い影響がありました。

まずは集めてから選別する。良いものだけを集めて、そこから割り振る。

これは何にでも当てはまる順番だと思います。

是非、興味を持った方は一度読んでみてはと思います。

 

 

 

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