世界一周をしている人の話を実際に会って聞きたいなーと思っていたところ、妻から「福岡に世界一周をしてきた夫婦がゲストハウスを運営しているらしい」という情報をゲット。
丁度予定が空いている日があったので、そこで福岡まで行ってきました。
目次
福岡県糸島市にあるゲストハウス「ことのは」
泊まらせて頂いたゲストハウスは筑前前原駅から歩いて1分ほどの場所にあります。
博多駅や天神駅からだいたい40分程度で行くことができます。
行くまでは全く知らなかったのですが、糸島というエリアが福岡の中でも比較的大きな観光地のようで、色々と観光スポットやカフェなど教えていただきました。
その糸島を巡るにはことのはゲストハウスは本当に程よい場所に位置していて、糸島を観光するにはオススメの滞在場所だなと。
ことのはゲストハウス作成の、
というかこれらを貰わなければ糸島の観光場所が多すぎて自分で絞れないレベルでした。
そんな中「どこに行きたいですか?」と自分の見たい場所や趣味からオススメスポットをセレクトしてもらえたのでかなり助かりました。
和室の広々とした落ち着いた部屋
こちらのゲストハウスはドミトリーという部屋割りではなく、「部屋貸し」という形だったので、かなり広々と自由に使うことができました。
キッチンもあり、ここでオーナーであるnogiさんとkanaさんと話してました。
海外から来た方だと、本当に日本の家にお邪魔しているという感覚に近くなるかもしれません。
自分も色々ゲストハウスを巡りましたがその一緒に住んでる感じが新鮮でした。
23カ国を1年間で世界一周してきたnogiさん、kanaさん
目的がそもそも二人に会うということだったので、「何をしに福岡まで来たのか」と言われると正直困るところがあったのですが、快諾して色々とお話をしてくれました。
英語はどうやって勉強したのか?
元々外資系の企業に努めていた主人は結構英語を喋れていたそう。
奥さんのほうはというと、喋っているのを聞き取ることはなんとかできるが、喋るのが難しい、という具合だったそう。
なので英語を学ぶためにどうしたかというと、世界一周をする2年ほど前から、「英語で話す会」なるものを毎週主催していたらしい。
ルールとしては「絶対に英語を喋ってはいけない」というような厳密な感じではなく、「
最初のうちは身内だけで少人数でやっていたが、どんどん人が増えてきて最終的には外国の人も来るように。
そこで英語は学ぶことができたとのことでした。
どういうルートで世界一周をしたのか?
下記リンクで詳しく書かれていますが、聞いた話をざっくりと。
東回りルート(メキシコ入り→南米→ヨーロッパ→東欧→アジア→日本)
まずはメキシコ入りをして、グアテマラのアンティグアとい
そこで国際学生証なるものがもらえるらしくて、それを取ると全世界学生料金でいけるとのこと。
国際学生証について詳しくはこちら
そこでは1ヶ月程度で学生証が取れて、ある程度スペイン語も理解することが出来るらしい。
なぜスペイン語を学んだかというと南米は比較的スペイン語が通じるらしく、最初にメキシコに行った時にスペイン語が自分達に馴染みやすい言語だと感じ、そこから本格的にスペイン語を学ぶことに。
言語が分かるとさらに旅行は楽しくなるし、そこから本格的に南米にハマり、3ヶ月程度の予定が伸びて5ヶ月ほど滞在してしまったらしい。
そこからヨーロッパに数ヶ月、東欧、アジア、と周り日本へ帰国、という流れ。
費用はだいたいどのくらい?
一番気になるところだったのですが、お二人は1年間で1人当たり150万円で回ってくることができたとのこと。
自分の予算やイメージもそのあたりだったのでとても安心しました。
ただそこまで予算・出費を下げるには、旅をしながら現地で働く代わりに住居や食事を提供してもらえるサービスなどを利用しながら、ということは必要になります。
こちらは下で詳しく。
料理の美味しい国は?
妻の世界一周でやりたいことの1つとして、「世界中の美味しい料理を知りたい」ということがありまして。
それを伝えたら、料理の美味しい国を色々と教えてもらいました。
具体的にはペルー、ポルトガル、スペイン、
ただどこの国に行っても、wwoof(ウーフ)やwork away(ワークアウェイ)などの制度を使って現地の人と一緒に生活をすることで、料理を教えてもらうことが出来るとのことで、是非活用した方が良いとの助言をいただきました。
美味しい料理を食べたいなら是非こういった制度を活用するのが良さそう!
wwoof japan
wwoofのメリット
workaway
workawayのメリット
農業を学びたい
これは自分の目的の1つなんですが、実家が農家なんですね。
兼業ですが、後々には農業もする必要があるというか、できるんならやってみたいなという思いがあり。
そういった旨を伝えると、面白い、参考になるところがあるということで。
ブラジルの弓場農園と、ボリビアの浅野さんを尋ねると良いとのこと。
浅野さんについて
ボリボアの浅野さんについては自然農のような独学の無農薬・
サマイパタという超田舎ですが、めちゃくちゃ居心地が良いので、
将来的な農業を考えておられるなら、1、 2ヶ月程度研修受けるのもオススメです。
色んな人たちが技術を学びに来ているようで、是非見てみたいです!
働き方を考えたいのなら?
これは自分の旅のテーマでもあるのですが、この旅を通じて「働き方の多様性を知りたい」という思いがあります。
というのも、猛烈に働く必要のある日本の働き方に対して懐疑的というか、あまり良い印象がないということからです。
ただ、日本の働き方しか知らない癖にそれに対する不満を持つのもかっこ悪いなという思いがありまして、もうそれなら「実際に世界の働き方を見てみたい!」ということで世界一周の後押しにもなっている部分があります。
ということでいくつか働き方を考える上でオススメな国を教えてもらいました。
ボスニア・ ヘルツェゴビナ
昔紛争が起こっていた国なので、今はそこまで豊かというわけではないが、普通の生活が幸せということが伝わってくる。
イタリア
陽気なイメージのイタリアだが、都会で働いている人は暗く悲壮感が漂っているらしい。
どちらにせよ田舎で自営業でやっている人は明るく、都会に行くとみんな顔が暗くなるというのが共通のよう。
恐らく仕事における自由度の高さが、仕事における幸福感につながるのかなと思った次第です。
荷物はどれくらいで何を持っていったのか?
オスプレイのバックパック
バックパックは転がせるし背負えるしという2wayタイプを使用していたとのこと。
ただ結局ほぼ背負う事はなく、転がすだけで事足りたようです。
また車輪がかなり頑丈らしく、どんな道でもだいたいいけるとのこと。
欲しいのはまさにそんなバッグなので、購入はそれにしようと検討中です。
寒い時は何を着ていた?
ユニクロのウルトラライトダウンを2枚重ね(ベストと袖あり)と、ウインドブレイカーでだいたいの寒さはしのげるとのこと。
それを聞いてわざわざコートのようなものは必要ないんだなとかなり安心しました。
ULDであればかさばることはありませんので、かなりこれで荷物は軽くなると思います。
下着は速乾下着がマスト!
ハンズで売られている速乾下着がかなり重宝するよう。
何でも60分以内に乾くとのことで、夜に洗って朝には乾いているんじゃないでしょうか。
これがあれば下着もさほど枚数がなくてもいけそうです。
服を洗う時もウォッシュバッグが便利
服を洗う際にはこういったものがあれば簡単に洗えるらしいです。
観光はあまりしていない
意外だったのが、観光という観光はあまりしていないとのことでした。
メインは現地で住む人と一緒に生活をしたり、働いたりということが多いのでそこまで観光らしいことは少なかったよう。
同意見だったのは、「観光メインにしてしまうと、どうしても疲れてしまう。移動の手配だったり、予約だったりとばっかりになってしまい、時間に追われてしまうから」という意見。
それは本当にそうで、短期で旅行をするのが嫌な理由の1つです。
休む暇なく観光をしていると、観光地は見れるのですが、それ以外はあまり見えずに結局ざっくりとした雰囲気しかわからないというのがちょっと残念だなと思っていました。
お二人は観光というより街歩きは好きでよくやっていたとのことで、どちらかというとその現地で生活をした方が土地についてはよく見えるとおっしゃっていたのが印象的でした。
行きたい国の決め方
最終的に行きたい国の決め方ですが、「行きたい国がありすぎる場合はどうしたらいいか」と訪ねた所、「ざっくりで大丈夫」との回答でした。
というのもお二人も行く予定だった国の全てを回ることは難しく、やはり予定より特定の国で長期滞在してしまったりすると、他に行く予定だった国を諦める、ということもあったようです。
唯一ビザについてはしっかりと必要な国なのかどうかは把握した方が良いですが、それ以外はそこまで困ることはないそう。
ただスムーズな国の巡るために二人がしたことは「地図に行きたい国を塗りつぶして、ベストシーズンを書き出す。」ということ。
そうすることで良い季節で各国を回ることができるので、オススメとのこと。
なのでそれに習って自分達もまずは行きたい国を書き出してみて、そこから季節を選んで行く順番を決めるということをやってみようと思いました。
世界一周するなら楽天プレミアムカードが良い
最後に教えていただいたのは、楽天プレミアムカードが世界一周ではなかなか使えるとのことでした。
空港でVIP待遇を受けることができ、そこではご飯も出るし、ネットは使えるし、最高の環境があるとのこと。
ラウンジのようなものが使えるらしいです。
年間費はかかりまますが、1年レベルで旅行をするのであれば持っておいて損は無いとのことです。
最後に
色々と質問攻めをしたのにも丁寧に答えていただき、とてもありがたい経験でした。
ゲストハウスも人の家に泊まりに来ているような感覚で、とてもリラックスすることができました。
糸島もとても良いところなので、是非また来てみたいなと思える素敵なゲストハウスでした。
それでは!
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