プロジェクト管理ツール、wrikeを使い始めて1ヶ月が経ちました。
10人規模のチームで利用しているのですが、結構みんな使うことに慣れてきて、チーム全体としてはなんとか浸透してきたかなという感じです。
そして社内での評価は結構高いです。
今回はその理由・他社サービスには無いような良かったポイントをまとめてみました。
目次
wrikeとは?
まさにマジック、複雑なプロジェクトもWrike でシンプルに。10-15人以上の企業に最適。
Wrike, Inc は米国カリフォルニア州サンノゼに拠点を置くプロジェクト管理ソフトウェアのデベロッパーである。同社は2006年起業、2007年同社製品初のベータ版をリリースした。
Wrikeの基幹製品はプロジェクト管理およびコラボレーション用オンラインツールである。同ソフトの特長は、プロジェクトプランの調整、タスクの優先順位付け、スケジュールの進捗管理やチームメンバーとのコラボレーションがオンライン上で実現することである。(中略)
Wrikeは無料バージョンを提供しており、1チームあたり最大5ユーザー、コラボレーター数無制限で共有タスクの閲覧が可能だ。プレミアムプランのユーザー数は5ユーザーからとなる(5、15、25、50、それ以上も用意される)。無料バージョンを含むすべてのプランにおいて、コラボレーター、プロジェクトおよびタスクを無制限に作成できる。各プレミアムプランに15日間のトライアル期間が用意されている。
引用:wikipedia
wrikeはプロジェクト管理ツールの1つで、カリフォルニアの会社のソフトウェアです。
todoリストとは異なる点としては、チームで使うことを念頭に置いたものです。
以下ではwrikeの素晴らしい点を挙げてます。
個人タスク管理にも、チーム管理にも使える
まずありがたいポイントの1つ目としては、個人でもチームでも使えるということ。
今まではtoodledoをwebディレクター2人で別々に使っていて、デザイナー、コーダーに依賴したタスクなどはgoogleのスプレッドシートで把握していたんですね。(恥ずかしい話)
それをwrikeに変えたところ、自分達のタスクは自分に当てて、デザイナーやコーダーに依頼したものは担当者に割り振ればそれでいけるので、見るものがwrikeだけにすることが出来ました。
そうすることで、部下が今日何をするのか、昨日何をしたのか、そして依賴した仕事はどこまで終わっているのかが全て把握できるようになりました。
死ぬほどわかりにくいですね。
ただ出せないので申し訳ないです。
これはダッシュボードという機能で、自分が見たい情報をそれぞれソートすることが出来ます。
社内ルールでは、依賴された仕事が完了すれば「処理中」という状況にして、それを依頼者がチェックして完了となったら、「完了」という状況にすることでタスクの確認が出来るようにしています。
またこれだと自分の部下だけの今日の状況を把握したい、なんてものも見ることが出来ます。
そして自分のタスクはマイワークで見ることが出来ます。
正直これだけでも相当助かっています。
今まではチャットワークで仕事を依頼して、終わったらチャットワークで報告、というようなものでしたが、それだと正直報告漏れや、抜け漏れが必ず発生するんですね。
それを一々こちらで誰に何を依賴したかをメモしておいて、期日が過ぎたら「どうなってる?」と聞く事の不毛感。
それが完全になくなったので、もう正直ここだけでもかなり価値があります。
サブタスク登録・ファイル添付・コメント機能・担当者、オーナー機能など、タスク登録でやりたいことがだいたいできる
もうね、痒いところに手が届きまくるんですよね。
絶対タスク管理ツールを社内に導入しようとしたら、あれがやりたいこれがやりたいというのが発生して出来ないんならやらないみたいな空気になるんですよね。
「そんなの正直どんなツールも叶えられねえよ!」と思っていたんですが、wrikeなら出来ます、と断言しても良いぐらい、できないことがないんじゃないかと。
タスク登録画面はこんな感じになっています。
サブタスク登録
ファイル添付
コメント機能
担当者・オーナー機能
所要時間(工数管理)ができるのが最高
基本的にタスクベースなので、1つのタスクに何時間、何日かかるのかが入力できるんですね。
それを元に色んなソート機能が使えるんですが、その中でも一番やりたかったのは工数管理。
今月後どのくらいコーダー全体の工数は余裕があって、特に誰は大丈夫なのか、というのって受託開発をしているところって必須だと思うんですが、それが可能になります。
こんなのとか。
こんなのとか。
グラフじゃなくても表でも出すことが出来ます。
ただこれはレポートという機能なんですが、business版やenterprise版でしか使えない機能となっています。
一番安いprofessional版であれば「ストリーム」の「表」という機能で近いことは出来ますし、excelにエクスポートすることも可能です。
これを使えばある程度工数は出せるのかなと。
まだ使用し始めて1ヶ月の運用なので、そこまではたどり着けていませんが、これも今後やっていきたいところです。
ソート機能が神がかっている
先ほど軽くお見せした「ストリーム」の機能ですが、他にも色々凄いんです。
「どのプロジェクト」の「誰の」「どの状況の」タスクが見たい、ということが可能なので、空き状況もわかりますし、社内全ての動きがわかるようになります。
これを使うことで、「今どんな感じ?」「今週忙しい?」みたいなやりとりをすっ飛ばかして、「来週のここらへん空いてると思うんだけど、◯◯のデザインラフできる?」という一段階進んだ話ができるようになりました。
パッと聞いたらたいしたことないと思うかもしれませんが、かなりこれって画期的で、1人、2人と話していたら忙しいかどうこうの話なんて立ち話レベルで終えれますが、チーム10人で話すとなると会議レベルです。
何か案件が入ってきたら会議するってバカけてるでしょ。
ガントチャートで見れるってヤバイ
これもすげえなーと思ったところで、ガントチャートで見れます。
全体を見るのは、クライアントに提出も可能ですし、人単位でもガントチャートが見れるので、仕事のムラと空きがわかるようになります。
デザインが良いというのは正義
なんといってもデザインが見やすい。
以前はスケジュールを引くためにブラビオというブラウザベースのプロジェクト管理ツールを利用していたんですが、もう使いづらい。
デザインはもっさいし、動きも遅いしで、結局使わずじまいになってしまいました。
なので、デザインが良いっていうのは、ストレスがなくなるので本当に正義というか必要なことです。
asanaと比較して(ガントチャートと工数管理が無い)
最後まで比較検討に残ったのはasanaでした。
asanaは15人まで無料で使えるというリーズナブルなツールだったので、とりあえずは入れてみたのですが、違いとしては工数管理が無いところ。
そして、ガントチャートがひけないところ。
ここをどう考えるかというところですね。
なのでソート機能はそこまでありませんでしたし、考えとしてはtodoリストのプロジェクト、チーム版というようなイメージ。
todoリストが拡張した感じですが、wrikeは最初っからプロジェクト管理ツール、と言うイメージですね。
backlogと比較して(プロジェクト横断が無い??)
日本のプロジェクト管理ツールといえばbacklogが真っ先に浮かぶのではないでしょうか。
自分もこれは何度も検討したのですが、何回見ても、試してみてもプロジェクト横断が出来ないんですね。
それってありえます???
◯◯さんのタスクをプロジェクト無視で全て見たいのに、それが出来ない。
それって何の管理ができるんだろう。
入力項目無駄に多いし。
という感じで、backlogは嫌いです。
総評としては?
結局はどんなプロジェクト管理ツールも一長一短なんですが、wrikeはそこまで費用もかからない割にはできることの幅広さに驚きました。
サイトなどは英語ベースでそこまで日本で浸透しているわけではなさそうですが、海外ではでっかい組織でも使われているようです。
これからかなり伸びてくるツールなんじゃないかなと思ってます。
使いやすさ・操作性・・・★★★★★
デザイン・・・★★★★★
出来ることの幅・・・★★★★
覚えやすさ・・・★★★★
料金・・・★★★
感覚的には95点って感じですね。
このprofessionalプランで工数管理とかレポート機能が使えたら凄い嬉しいなーという感じです。
料金について
料金体系は5段階あります。
5人までであれば無料である程度使えます。
それ以上になるとprofessionalとなり、一人あたり月に1,000円程度発生します。
毎年請求と書かれていますが、毎月でもいけました。
僕らは10人程度なのでprofessionalで10人プランで課金していますので、月に1万円程度ですね。
正直これだけ効率化がはかれて1万円なら全然安いのかなと思ってしまいます。
それ以上のビジネスであればレポート機能もしっかりとついて、かなり充実してきます。
これは現状に満足できなくなってからになるのかなと思いますが、まずは5人以下であればフリープラン、それ以上であればプロフェッショナルから初めてみてはどうでしょうか。
どのプランにも15日の無料トライアルがあったので、できればビジネス以上のプランで無料トライアルをオススメします。
それでは、良い効率化を!
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