ふと思い立って、服の整理をしだしたら丸一日かかりました。
試行錯誤した結果、整理のやり方、そのメリット、今後の服との向き合い方について、色々とわかったことがあるので、まとめてみました。
目次
まず全ての服を写真に収める
徐々に夜や朝寒くなってきたので、そろそろ秋服が欲しいなーと最近思っていました。
でも、クローゼットの中身のことを考えると、「まだまだ使えるのあるよな、、、」という思いと、「でも結局あんまり着ていないしな、、、」という思いが交差したりして動けずにいました。
僕はいつも衝動で服を買って後悔することが多んですね。
なので今年こそは後悔したくないと。
そのためには、まず自分の持っている服を把握することだ!と思い、一日暇だったので全部の服を写真に収めるということをやってみました。
そもそも自分が何着の服を持っているか把握していない
あなたは自分の服が全部で何着あるかわかりますか?
なんとなくは把握してるけど、全部でどれくらいかはわからない、という方が大半だと思います。
僕もそうでした。
自分は服を買うけど、結局着ないということがよくあるので、それを今後極力無くしたくて、今回まず全ての服を把握しようと思い、全ての服をとりあえず写真に収めてみましました。
やってみるとそこまで時間はかからず、2、3時間あれば全て撮り終えれました。
撮った写真をevernoteで管理
撮っただけじゃ意味がないので、それをPCとiphoneでどこでも見れるようにevernoteで管理してみました。
画像管理といえばsparkboxやember、lightroomなど、色々ありますが、第一目的としてはPCとiphoneで一元管理できることだったので、最終的に何でも使いやすいevernoteに軍配があがりました。
最初は服管理アプリのXZ、カラクロ、My closetなども検討したのですが、スマホのみのアプリだったので、一括で入力するのが面倒くさすぎて1つか2つ入力して気が遠くなったので諦めました。
ああいうアプリをスマホでちまちまできる人って本当に凄いです。。。
各アイテムをカテゴリーで分ける
まず画像を全部突っ込んで、アウター、シャツ、Tシャツ、など、自分がわかりやすいもので分類します。
ファッションクローゼット関係の専門アプリを使わず、evernoteを使った理由の1つはこのカテゴリーを自分で決めれるところです。
基本的にアプリは女性用なのが多いので、ワンピースとかいらないカテゴリがあったりしてめんどくさいです。
「アウター」や「ジャケット、羽織り」の分け方や、シャツ関係の分け方など、ここは絶対分ける人の独自性が出るところだと思うので、そういう点でもここは自分で作れる方がしっくりきます。
5段階評価で服を評価する
服をカテゴリーで分けた後は、5段階評価で服を分けます。
一度やってみるとわかりますが、思っているよりも即決で5段階評価を下せると思います。
僕の基準としては、
- 1は気に入っている、まだまだ着たい
- 2は気に入っているがそこまで着ない
- 3はまあ普通。特に気に入っているわけでもないがよく着る
- 4は気に入っているわけでもないし、あまり着ない
- 5は気に入っていないし、ほぼ着ない。
という形で5段階に分類しました。この評価は各々のやり方で構いません。
evernoteだと1〜5とタイトルに数字をつけて、ソートをタイトル順にすれば、気に入っている順に服が並び替えられます。
僕の場合は画像だけだとわからないことが多いので、ブランド名やわかりやすい名前をその後につけています。
「1_APC」のような。
メリット1:今持っている服の総数が分かる
まずこの服の整理をやってみてわかったことは、今持っている服の総数がわかることです。
ちなみに僕の場合は77着でした。
よく最近は「フランス人は10着しか持っていない」とか聞きますけど、今まではあっそう、というぐらいでしか捉えられませんでした。
というのも自分がまず何着持っているかがわからなかったからです。
でも自分の服の総数を把握することで、比較ができるので、まず自分の立ち位置が理解できます。
ちなみにこちらのサイトでは10着は無理だとしても40着あれば全然問題ないと述べています。
というのもワンシーズンにトップス5着、ボトムス5着あれば5×5で25パターンの着こなしができ、単純計算で1ヶ月丸々被ることなく違うパターンを着こなすことができるからです。
ワンシーズンだと3ヶ月程度なので、3回程度はシーズンでは被る程度で抑えれます。
なので僕としてはとりあえず40着を目指してミニマルな生活に近づけていこうと思います。
メリット2:各々の服に対しての評価が視覚的にわかる
もう一つのメリットとしては、各々の服に対しての評価が視覚的にわかることです。
僕は以前から断捨離は何度かやっているので、服が好きな人間の中では比較的少ないほうだと思っています。
ちなみに以前やったのはこんまり流の断捨離。
どんなやり方か一言で言うと、「あるアイテムを断捨離するときは、そのアイテムを全て床に出して、1つ1つ手で触り、ときめくものだけを残して後は捨てる」という断捨離界の中でも超絶感覚的なもの。
これも結構劇薬で、その時は実際に捨てれるしモノも減るんですが、その後後悔することも多々有りました。
ですが、今回のような視覚的に落ち着いて5段階評価で整理することで、冷静にいらない服を把握することができます。
評価が5や4のものでも、「アウターカテゴリーでは評価が良いアイテムがほぼないから今季早めにゲットして早めに捨てよう」という判断もできます。
そういう点でも視覚的に整理することはメリットがありました。
メリット3:使っている服と使っていない服の頻度がわかる
ここもかなり大きいポイントで、使っていない服が顕著にわかります。
さきほどの記事でも80:20の法則(パレートの法則)を持ちだしていて、「人生の80%で着つづける服は、持っている服の中のたったの20%」という目を背けたくなるような結論を突き付けています。
ただ正直服をevernoteで整理してみると「たしかにそうだな」と言わざるを得ないという印象でした。
ほとんど使っているのは、評価が1や2、使って3などで、4や5はめったに使いません。
1年に1回も使わないものが数多くあるというのは、あまり気に入っていないという証拠なんだということです。
また、評価が中くらいの3でも、「あまり気に入っているわけではないが使っている」という基準なので、あまり着ていて楽しい服ではないことがわかりました。
このことから、自分が服を来て幸せに過ごすには、評価が1や2の服があればそれだけで十分だろうなという確証を得ることができました。
メリット4:自分の服のテイストが分かる
この整理をすると、自分がつい買ってしまう服のテイストがわかります。
僕の場合は、黒の比率の高さに驚きました。
パンツに至っては、黒のバリエーションが多すぎて、全ジャンル網羅できていました。
ワイドパンツ、ブーツカット、スキニー、テーパード、スラックス、など。
黒のパンツがあるのはまだ許せるのですが、トップスは逆に白やグレーなどモノトーンが多く、学生や葬式っぽくなりやすいクローゼットなんだなということに気づけました。
メリット5:今自分に足りない服が分かる
こちらは上とつながる部分なのですが、自分のテイストがわかることで、自分に足りない服がはっきりとわかります。
僕の場合で言えば葬式チックになるので、上はカラーが入ったものを取り入れる、とか。
パンツはシックに抑えれるからトップスは遊びの入ったデザインやシルエットにする、などということですね。
なので今季の秋服はこれを買おう!ということがかなり具体的に計画を立てれるんじゃないかなと、ワクワクしています。
新しい服が欲しくなる理由は、今ある服に魅力を感じていないから
今回服を整理してみてわかったのが、人が服を欲しくなる原理です。
何かというと、単純に飽きるからです。
「何を今更」と言われるかもしれませんが、ここって凄い大事なところで、飽きないほど魅力的な服に囲まれていたら、新しく服なんてあまり買わないと思うんですね。
今回整理してみて、このレーティングで4や5の服を売ろうとまとめているのですが、その服の共通点を考えてみると、衝動買いが多かったり、とりあえず今この系統がないから、買ってみた、というものだったりが多いです。
そしてそういう服は特にファストファッションに多いです。
ユニクロの服はとても着回しがしやすく、安く手っ取り早く買えますが、やはりその使うスパンもその分短いです。
それはおそらくファーストフードの味がするからだと思います。
「安くててっとり早くて美味しい!」
だけどずっと食べてると食傷気味になる、まずくなる、飽きる、それと似ているなと。
もうそろそろファストファッションじゃいけないと気づく
今ファストファッションが流行っているなんてレベルじゃなく市場を席巻してます。
僕もそれに完全に今は乗っかっています。
だけど、これからは絶対に巻き返しが来ると思っています。
服を大量に買い続けることができる人なんてなかなかいません。
絶対に捨てる、売る、というタイミングが出ます。
その時に僕らは、いつも服に感謝し、謝り、次に進みます。
僕はできるだけそのスパンを良いものに、着倒して、古びれて、売ったり捨てるようにしたいと思いました。
最後に
今回服の整理をやってみて、もしこれから評価が1や2の服だけに囲まれて生活ができたら、どれだけ幸せなんだろうと考えました。
そしてそれは、全然不可能なものではなく、本当に好きな服ってなんだろう、ということを考えて、上手く服を買うことに付き合っていければ可能なんだろうなと。
ちょっと今回はまとめきれていませんが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
それではまた!
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