僕達は今、古民家を活用して何かできないかと模索している。
そこで何かピザ窯を作るワークショップだとか、何かそういう自分たちで何かを作ってみようというコンセプトのゆるいワークショップを行う方向で今進めている。
ただ、そこに何か個人的にモヤモヤがあったのだけれど、妻と今日話していてwebメディアと似ている点をいくつか見つけたので、ここに記しておきたい。
目次
1.ワークショップを開くことで収益性を求めない
ワークショップって何か楽しげて全てを解決してくれるような響きがあるけど、まずは収益にならないことを認めた方が良い。
ここでいくら費用がかかって、何人来たら黒字だとか考えていたら、相当な人数を集めないといけないだろうし、まず僕らの人件費はペイできない。
じゃあ収益性以外に何を求めるのか。
2.ワークショップ、マルシェを通じた自分のメディア化
それが自分のメディア化だと思う。
つまり、「私達がこんなことを主催しています」ということ主張する機会としてワークショップを捉える。
そうすることで、ワークショップを告知する際にも、参加する人はもちろん、参加する人以外にも自分たちを知らせる意味として成り立つ。
そして何度もワークショップを通じて行うことで、「◯◯といえば◯◯さん」という認識が自然に生まれる。
これは、すぐになるわけではなく、本当に気長に形成される認識だと思う。
だからワークショップを行う意味をブランディングだけで考えると相当辛くなるので、ワークショップを楽しめることを第一に考えれないと難しい(これは当たり前だけど)
3.ワークショップに参加する時には新しい関係性の構築を求めている
これは僕の体験からだけど、以前ゲストハウスを作る際にボランティアとして壁塗りのワークショップに参加したことがある。
その時色んな人と関われて楽しかったけど、終わったら「ハイ、解散」という雰囲気があって、みんなでご飯とかいければいいのにな〜と思いながら寂しく帰った記憶がある。
まあそれは僕が積極的に誘えばいい話だったのだが、僕らが主催する側としては、関係性の構築という面でも満足して帰って欲しいと思う。
だからただ開催して、その後のフォローなしで帰ってもらうのはあまりにもったいないのかなと思う。
上記の「メディア化」の話にも関わるが、その後どう関わるかでワークショップの成功や意味が大きく変わってくる。
4.市場がなければ自分たちで作り出せば良い
とてもwebメディアに似ていると思ったのが、この点。
僕達がターゲットとしているのは、20〜30代の現状の生活に何かしらの疑問を持っていて、自分の生活と仕事や地域をつなげて何かやりたいと考えているような漠然とした層。
意識は高くやる気はあるが、何をしよう、というような。
そういう層に対しての市場がなければ、自分たちでそういう層を呼び寄せればいい。
5.自分たちから発信することで、興味関心が近しい人が集まってくれる
そういう層をターゲットに発信することで、結果的にターゲットとしない層の人間は寄ってこず、必然的に考えが近い人間が集まることになる。
これは良い悪いではなく、このワークショップの流れではそうなるように考えている。
以上がwebメディアとワークショップの類似性です。
webを考えてリアルにもヒントが出るようなことは久々でした。
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