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「何を伝えたいのか。」それをちゃんと熱量を持って発信すること:塩谷舞さんのイベントに参加して

18/10/18 ( 18/11/24 Edited)

約6分で読めます

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どうも、NOB(@nob8907)です。

現在東京に二週間ほど滞在しているのですが、ちょうど良いタイミングでWEBライターの塩谷舞(@ciotan)さんがニューヨークから一時帰国していて、イベント「ニューヨークみやげばなし」があったので行ってきました。僕もちょうど今帰国していて、塩谷さんのニューヨークに関してのnoteは有料で買って読んでいたので、より詳しく聞きたいなと思っていた矢先だったので、速攻で申し込み。

塩谷舞とは?

 

塩谷舞(Mai Shiotani)


milieu編集長。1988年大阪・千里生まれ。京都市立芸術大学 美術学部 総合芸術学科卒業。大学時代にアートマガジンSHAKE ART!を創刊、展覧会のキュレーションやメディア運営を行う。2012年CINRA入社、Webディレクター・PRを経て2015年からフリーランス。執筆・司会業などを行う。THE BAKE MAGAZINE編集長、DemoDay.Tokyoオーガナイザーなども兼任。

引用:ABOUT | milieu(ミリュー)

知っている方は多いとは思いますが、一応引用させていただきました。

会場は下北沢のB&Bで

下北沢の本屋さんでのトークイベントで、席はいっぱいになってました。
8時から開催ということで、渋谷で仕事をした後に下北沢へ。

内容は二部構成で、前半はニューヨークへ行くまでのプロフィール・自己紹介的な感じで、後半はニューヨークで感じたことの話。

後半のニューヨークの話はすでに読んでいたこともあり、個人的に興味深かったのは前半の「いかにしてライターになったか、何を発信しているのか」のところでした。

塩谷舞さんの伝えたい欲・熱力が凄い

 

僕が彼女を最初に見たのは、数年前のTwitterですが、その時からすでに「何をしているのかわからないけど、なんかすごそう」みたいな感じで、とても幅広く活動されているイメージがありました。

なので、つい最近までどういう活動をしている人なのかあまり知りませんでしたが、元々は美大出身でネットで発信しだしたのは、学生時代に作っていたフリーペーパーを広げたいという思いから。

そして印象に残った言葉は、

「雑誌を作りたいというよりも、すごい人たちをもっと世の中に広めたい!」

ということであったり、大学卒業後百貨店で販売員をしている時も、作家さんと色々話をする機会に、

「作家さんにとってメディアはどうあるべきか、作家さんのニーズはどういったもので、メディアはどうしたらいいのかを色々聞けたのは大きかった」

と感じるなど、あくまで全て「伝えたい」という目線で行動されているんだなというところでした。

なんというか、生粋のライターなんだなあとひしひしと感じました。

メディアとして伝える上での大切なこと

そして色々な活動・仕事をしていく中で、インフルエンサーとなって影響力が大きくなってくる過程で、いろんなコンサルであったりセミナーでノウハウは伝え尽くしてきたけど結局、

「クオリティよりリアリティ」

であるということ。そして

「興奮して書くとバズる」

また、

「二週間ほどするとモチベーションが落ちる」

という発言から、完全に興奮・熱量でモノを書けるタイプなんだなと。

ただこの部分は本当にブログをやってても同じで、熱量って本当に大事だなと最近思います。下書きにタイトルを書いて、その次の日にはそれを書かないともう書けなくなる。そういった下書きが僕ももう30記事ほど積み重なっているので、完全に同意。

メディアのあり方についての問題提議的存在

またブログというかメディアのあり方についてもとても考えさせられました。

1年ほど前にmiliueというメディアを、立ち上げ、そこの編集長に。

ただそのメディアは自分でしか運営していないという、はたから見ると「ブログとどう違うの?」というもの。

ただ彼女曰く、

  • メディアの方がカッコつけれる
  • 編集長と名乗れるのでハクがつく
  • 自由なタイミング(熱量がある)で発信できるから
  • ブログよりもより伝えたい内容をより絞れる

ということ。また、

「メディアの価値って、誰を有名にしたが、どういう文化を作ったか。」

という発言もされていたのと印象的。

今まではブログとオウンドメディアの違いとは?という話では個人 vs 企業(複数人)、雑記 vs 専門性、というような二項対立で言われていたものが、個人でメディアを名乗れるとなると、いよいよ境界線っていうのは無くなっていくんだなと。

大切になるのは、自分がどんな思いを持ってそのメディアを運営していくかということなのかなと。

ニューヨークで感じた、これからの流れ

ここからは後半戦の内容ですが、

ニューヨークは自分が居心地の良い世界観を欲している?

友達もインスタのタグで探す

という話や、

自分の世界観を持っていて、その世界観を持っている人と出会いたいと感じている人が多いのでは?

ということだったり、日本が世界でやっていけるには?、という話の中で

紙の出版社ならバッチバチの世界観を作って、インスタで上げていって、海外へ向けて発信してみたら?

という発言もあったりと、世界観というものがとても大切になるんだろうなと。

それはブログにしても、メディアにしてもそう。デザインであったり、醸し出す雰囲気であったり、書いている内容であったり。ネットの世界では「Contents is King」と言われてきて久しいけど、大切なことを思い出させてもらいました。

おまけ

実際に会った塩谷さんはとてもきれいだったことと、息を吐くように自分に関すること、自分に関わっている企業なりをPRをしていたので、根っからのPR気質なんだなと思いました。笑

最後に

今まで僕は自分のことをブロガー・アフィリエイターとしてしか考えていなかったけど、ライター・編集者としての意識というのも持つべきだろうなと考えさせられました。

それはどんどんSEOというものが難しくなってくる(というか競合がどんどん増えてくる。これからは今以上に)ということと、何か自分なりの色、思想、というものが見えてこないと運用する側も見る側も疲弊してしまうのかなと。

「何を伝えたいのか。」それをちゃんと熱量を持って発信することが一番大切だなという収穫でした。

塩谷さん、本当に良いお話をありがとうございました!
このタイミングで会えてよかった。

 

参考リンク

 

 

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