最近色んなところで名前を聞くようになったバンド、suchmos(サチモス)。
バンドをやっていた友達や音楽好きの中では周知のバンドでしたが、最近驚いているのは音楽にあまり詳しくない人でも「suchmosは知ってる」という人が増えてきているような気がします。
なぜ一般受けするような音楽ではない彼らが、マニアではない層に支持されだしているのか、ちょっと考えてみました。
目次
一発バンドマンとサチモスの違いは、バックグラウンドが深いかどうか
まず完全に予想ですが、suchmos(サチモス)はこのまま一発バンドマンで終わるイメージはありません。
それがどうしてかというと、なかなか言葉にしにくいのですが、1つとしては「バックグラウンドが明確でどれだけ深く掘り下げれているかどうか」というところにあるのかなと。
バックグラウンドとはなんぞやというと、つまり今まで彼らが聴いてきて、今発している音に影響を与えてきた音楽の知識や教養、音楽体験のことです。
これをどれだけ深く掘っているかによって、他のバンドとの差別化が出来ているんじゃないでしょうか。
コツコツ今まで見えないながらも積み上げてきたものが問われる
こういったバックグラウンドというものはパッと聴いただけで分かるものではありませんが、1曲だけでなく、複数曲、アルバムをまとめて聴いてみたり、過去の音源を漁ってみたりすると結構見えてきます。
そういった一見、わからないようなところで彼らが積み上げているきたものが爆発的に売れそうになった時に問われるんだろうなと思ってしまいました。
2013年結成。ACID JAZZ&HIP HOPなどブラックミュージックにインスパイアされたSuchmos。
(中略)
強みは、12曲中4曲に携わるベーシスト・HSUの存在だ。彼は両親がジャズやディープな音楽を好み、原体験から深い音楽に関わってきたことや、ジャコ・パストリアスに憧れていたこと、元ギタリストという来歴を聞いて「なるほど」と膝を打つような、動きのあるプレイが特徴のベーシスト。
引用:http://www.cinra.net/interview/201507-suchmos
ちなみに彼らのバックグラウンドはACID JAZZやHIP HOPやブラックミュージックにあります。
有名所で思いつくのはjamiroquaiとかでしょうか。
ピックアップされて売れた時に、今までの過去が掘られる
彼らがピックアップされるようになったのはhondaのvezzelのCMで起用されたのが大きなきっかけでしょう。
こういう取り上げられた時に、リスナーはそのバンドの他の音源も聴いてみようと思い聴いてみます。
その時に全くピンと来なかったり、そもそも音源がそんなにない、情報もない、となるとなかなかそこからついていくことは少ないでしょう。
さらに言えば、そこでいかに自分たち独自の路線を築いているかも大切になってきます。
そこで他にない魅力を築いていれば、顧客は別のところに流れることなくファンになってくれる可能性は高いでしょう。
ブロガーでも同じ、取り上げられた時に見られる過去記事をいかに積み上げるか
ブロガーでも何でも同じですが、爆発的に取り上げられた時には必ず過去も掘り下げられます。
そんな時に、しっかりとしたバックグラウンド、過去を築いていればファンは増えますし、魅力的でない過去であれば一度興味を持ってくれた人も離れていくでしょう。
そこで一発屋か、持続的にフォロワーを増やせるかが決まると思います。
常に見られている意識で更新をしろ
suchmosの受け入れられ方を見ていると、色んな部分で勉強になりました。
ブログで言うなら、ヒットするような部分がオススメ記事やライフハック系、バックグラウンドは思考系の記事、という感じでしょうか。
なので最近はあまり片方に偏りすぎるのもよくないなと思っています。
もちろん検索でヒットするように作るのも大切ですが、ヒットはしなくても、読んでくれた人の心に少しでも何か訴えるものを作れたらなと思います。
何でも積み上げている時期というのは、意外と見られている、もしくは後々見られることになるということを意識して行動していけたらなと思いました。
最後に
なんだか売れることを念頭に置いて一般大衆に受けるように作られてきた音楽シーンってもう終わりなのかな、とちょっとこれからの日本の音楽シーンに期待が持てました。
コメントを残す