ホームページ制作に関わっているとキャッチコピーを考えることが多々あります。
特にディレクターの立場だと、半分ぐらいコピーは考えるに等しいんじゃないでしょうか。
僕もまだまだ勉強中ですが後輩に指導する手前、改めて勉強しようと思い、キャッチコピーを眺めてたら思いの外面白かったので、いくつか厳選したものを抜粋します。
目次
このままじゃ、私、可愛いだけだ。
感じる頃に、朝日新聞!
- 広告元:朝日新聞
- ライター:吉岡虎太郎
- 背景:高校生に朝日新聞を読んで欲しい
- キャッチコピーの立場:消費者の今まで必要でないと思っていたものが、必要だと気づいた時の言葉
当時、吉岡さんは大阪から東京に転勤し、
奥さんは仕事を辞めてついてきてくれたのですが
いっこうに再就職先が決まらず
たまらず発した言葉がこちら。「あかん、このままやったら
かわいいだけの奥さんになってまう!」
だったそうです。
お外で飲むと、かわいい。
You are cute if you drink a pack of Lipton outside.
- 広告元:ユニリーバ(リプトン)
- ライター:吉岡虎太郎
- 背景:紙パックを外で飲めるシチュエーションを提案したい
- キャッチコピーの立場:俯瞰・消費者のふとした時の気付き
考えみると外で女の子が缶ジュースとか小ペットボトルを手で持ち歩いているのを見かけることって少ないですね、そんな中この広告は「リプトンならオシャレだから外でも持って歩いてもいい思わせる、メッセージがあります。新しい価値と新しいシチュエーションを提供していて、上手い着眼だなと感じました。
引用:広告新書
死ぬのが恐いから飼わないなんて、言わないで欲しい。
- 広告主:NPF日本ペットフード
- ライター:児島令子
- 背景:ペットを飼う人の減少(推測)
- キャッチコピーの立場:広告主からの本音
犬という生きものを愛している人が多いからこそ、いろんな意見や感想が出てきます。
先ほど「死ぬのが恐いから 飼わないなんて、 言わないで欲しい。」でgoogle検索してみたところ、実にさまざまな人が、さまざまな意見をブログなどで発信していました。
久しぶりに犬を飼いたくなったという人、価値観を変えてくれたという愛犬家、ボディコピーの「すごく生きている。すごく生きているよ。」にはプロのコピーライターさんが唸っていて、愛犬を亡くしてしまったばかりの人は、「やっぱり飼えないよ、でも犬を飼う人が増えてくれたらうれしい」と感想をつづったり、「亡くなったワンちゃんからのメッセージだったのかも」と感じたり、自分を元気づける「詩」だと受け止めたり。
もちろん批判もあって、「ペットの死を連想させるのは最悪だと思います」、「ペットフードの広告コピーとしては直接的過ぎるけど、飼い主が亡くなって、遺されたペットのケアをするサービスのコピーならアリ」といった意見もありました。
引用:いいコピーしか書けません
手書きだと9.73秒かかりました。
日付印もシャチハタ!
広告主:シャチハタ
ライター:
シャチハタの楽さを時間で表した広告。
引用:ネットギーク
他人より暑い。
提案!ランチダイエット
- 広告元:ソイジョイ
- ライター:
- 背景:ダイエット食として太っている人に食べて欲しい
- キャッチコピーの立場:ターゲットとする人の事実、つぶやき。
元カレが、サンタクロース。
ブランド品の買取は、「なんぼや」で。
- 広告元:なんぼや
- ライター:長谷川哲士
- 背景:クリスマス時期に売上を伸ばしたい
- キャッチコピーの立場:ターゲットの想像を俯瞰的に事実として記述。
「部長の山本は戻りますので、そこに座ってろ」
ちゃんとした英語を。仕事ですから。
- 広告元:ベルリッツ
- ライター:
- 背景:仕事で使う英会話ならベルリッツという印象を与えたい(推測)
- キャッチコピーの立場:実際に商品がなかった場合、ターゲットが陥るであろうシーンでのやり取りでの言葉
参考サイト:
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