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【実体験】未経験のデザイナーが3年間で年収を倍にした方法

18/11/16 ( 18/11/27 Edited)

約8分で読めます

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「デザイナーとして働いているけど、いつまで経っても給与が上がらない。。。転職しようかな。でも今の会社で給与が上がればもっといいけど、どうしよう。。。」
「webデザイナーになりたいけど、給与が低いし残業が多いって聞くしなあ、正直悩むなあ。」

今回はそんな悩みに実体験をベースにデザイナーとして給与を上げる方法を書いています。
(僕のやったことが唯一の正解ではないですし、色んなやり方があると思うので、参考として見てもらえれば嬉しいです。)

ちなみに僕は全くの異業種から独学で勉強して、webデザイナーとして会社で3年間働きました。退職した頃は働き出し当時の年収の倍をもらっていました。
今では独立してフリーランスでwebデザイナーをやっていて、幸いにそれ以上なんとか稼げているので、参考になるかと思います。

デザイナーが給与を上げるための方法

  • 給与が高い会社へ行く
  • その会社で実力をつける
  • 独立する
  • 副業で稼ぐ

全体像としては上記のようになると思います。

この中で僕が選択したことは「副業として稼ぎ」ながら「ジェネラリスト」として「その会社で実力をつけ」、最終的に「独立する」ことでした。
「給与が高い会社へ転職する」という選択肢ももちろんありましたが、それは独立出来るレベルになればそんなに難しくないかなと思ってたので、最終目標を「3年で独立」において動いていました。

僕の3年間のweb制作会社でのキャリア

  • 1. 【半年間】webデザイナー(デザインからコーディングまで):15万円
  • 2. 【半年間】SEOコンサルティング・WEB広告運用・保守運用を兼務:16万円
  • 3. 【1年間】webディレクターへ配置転換:20万円
  • 4. 【1年間】web事業の統括(課長)で管理職:27万円
  • 5. 【半年〜】webデザイナーとして独立:30〜50万円

給与は手取りとしてざっくり参考程度に書いていますが、web制作会社へ入社してからはこんな感じです。
こうして見るとwebデザイナーとしてやっていたのは最初の1年ほどでしたが、今ではwebデザイナーとしてフリーランスでやってます。

給与を上げるために働きながら意識したこと

  • 3年で独立するという目標を持つ
  • 人生の80%ほど仕事に捧げる
  • 残業をスキルアップの時間と考える
  • 求められることは全部やる

明確な目標を立てる

まずはなんでも良いので、目標を立てること!

(ちなみに僕の場合は、デザイナーになる前は企業の経営のサポートをするような職場でした。
なので当時は3年間頑張って社労士・税理士や中小企業診断士などの士業として独立しようと目標を立てていましたが、難易度が高すぎて挫折しました。)

ただハードな目標を立てていると、自然とそれに伴ってスキルもついてくるので、給与を上げる上で効果は大きいです。

どれだけそれに費やす時間は必要かを考える

また「3年間で独立する」ためにはどのくらい自分の時間を犠牲にする必要があるだろうかと考えて、結果80%ぐらい人生の時間を仕事に捧げてました。土日も仕事があればやってましたし、残業も基本終電帰りというぐらい半端なかったです。
ただ注意してほしいのは「とにかく残業しろ!」ということでは全然なくて、残業せずに自分の目標に到達出来るのであればそれで問題ありません。
「仕事内容がスキルアップにつながらない」ということであれば早く帰って家で勉強することも必要ですし。
僕の場合は仕事を通じて学べるものがかなり大きかったということと、仕事が膨大にあって人がいないという職場だったので、必然的に残業が増えていきました。

求められる仕事はまず試してみる

またとにかくやってほしいと言われた仕事は率先してやっていました
そこの自分がやるべきかの判断は、「これはスキルアップにつながるのかどうか」ということ。

全く自分のなりたいビジョンと異なる仕事を任せられまくるのであればしっかりと断るべきですし、話が通じないようであればさっさと転職しましょう。

会社員時代に経験したこと

そして実際に経験して、年収を上げるのに貢献したことは以下です。

  • 幅広い業務を経験する
  • 役職を持つ
  • 副業する

幅広い業務を経験するメリット

これは収入にすぐに直結するわけでは無いです。
どちらかというと、ボディブローのように効いてくるというか、後々になって評価されるという感じですね。

色んな業務を一から学び始めるのは勉強することが多くて大変疲れますが、後々になって「あいつに辞められたら困る」という人材になるには近道です。
そう思われたら勝ちで、必然的に給与は上がります。死ぬほどやって給与がほとんど変わらないのであれば辞めましょう。
(ちなみに僕は「辞める」と伝えた時に代表から「給与50万円にするから辞めるな」というオファーを受けました。)

僕が具体的にやってきたことと学べたことを上げてみると以下のようになります。

  • SEOコンサルティング → SEO・集客に強いwebデザイン・コーディングを学べる
  • WEB広告運用 → 広告費をかけて売上を上げる企業マーケティングに関われる。デザインは売上を上げる手段であることを学べる
  • 保守運用 → 管理しやすい更新性、規則性のあるサイトづくりが学べる。納品後の顧客の要望・不満・意見が学べる
  • webディレクター → 見積もり作成、顧客への提案、スケジュール管理、外注管理、サイトマップ、ワイヤーフレーム、ヒアリングシート作成などサイト制作のあらゆることに関わるので、webデザインのクオリティが上がる
  • 管理職 → 予算管理をすることで自分達の経費、コストを学べる。人財育成やスタッフを取りまとめるので、会社サイドから見て価値のある人間・スキルが明確にわかるようになる。

まとめてみると、学びしかない!

なのでデザイナーとしてずっとやっていきたいのであれば、他の職種もやってみるべきだと個人的には思います。
一生デザイナーとしてやっていく覚悟があるのでであれば、1、2年程度他の業務をやったところでたいしたことないです。自分に合わないな〜と思ったら、またデザイナーに戻してもらえば良いだけですし。

特にwebデザイナーの場合は求められる知識の範囲がかなり幅広くなりがちです。イラストレーター上でガチガチにデザインされても、コーディング時には到底HTMLに落とし込めず、そのまま画像でいくケースとか多いです。
なのでグラフィックデザイナー上がりの人で、webに興味もないような人のデザインは、かなりキツイです。

逆にコーディングなどもわかるデザイナーさんのデザインは非常にやりやすいです。
(個人的にはですが、一つのことしかやってこなかった人って使いづらい、お願いしづらい人が多い印象です。)

役職を得るのに出来ること

まず上司に気に入られてください。
社長と関わる機会が多いのであれば社長に気に入られてください。
どちらも機会がなければ同僚に気に入られてください。

役職が得れるかどうかはスキルはもちろんですが、最終的に人として気に入られているかというのはかなり大きいです。
結局は判断するのは人です。ポイントとしては以下を気をつけていればOKです。

  • 上司がやりたくない仕事を自分が率先してやれているかどうか
  • 社長がやってほしいことを理解しているか
  • 同僚がやりたがらないような仕事をできているかどうか

あなたに類まれなるスキルがあれば、話は別ですが、ないのであればまずは雑用や周囲がやりたくないことからやりましょう

それは結果的にスキルアップに繋がりますし、評価に直結します。
上司は更に上の上司(または社長)にアナタのことを報告しています。
意識を常に高く持っていれば(少なくとも見せる)、役職を得れるチャンスは巡ってくることもあります。

なぜデザイナーは給与は上がりにくいのか

デザイナーってどちらかというと固定費扱いされているようなイメージがあります。少なくとも以前の職場ではそうでした。

営業職のようにお金を稼いでこれる職種ではなく、経理総務のようないるだけでお金がかかるところですね。
(こういうポストは基本的に経費を下げることが仕事・価値になるので、給与は上がりにくいことが多いです。)

なのでスキル云々じゃなくて、会社からすると価値あるデザイナーって、

  • 残業代などを発生させずに早く制作物を上げる事のできるデザイナー=会社のコストカットに貢献
  • 顧客から喜んでもらえて指名を貰えるレベルのデザイナー=会社の売上に貢献

だと思います。

下記は非常に面白い海外での役職別のデザイナー待遇調査の結果です。

役職別デザイナー待遇調査結果

  • 最も平均年収の低いデザイナーはグラフィックデザイナーで$49,000
  • UXデザイナーの世界的平均年収は$91,000
  • UXデザイナーのアメリカ国内平均年収は$99,000
  • 肩書きに”マネージャー”がつくデザイナーの平均年収は$126,000
  • 肩書きに”ディレクター”がつくデザイナーの平均年収は$116,000
  • コーディングができるデザイナーは平均年収が$16,000高くなる
  • マネージメントができるデザイナーは平均年収が$10,000高くなる

引用:btrax

あなたは会社がお金を稼げることに貢献していますか?

スキルはあなた自信が評価するのではなく、されるものなので、貢献できているデザイナーであれば自然と給与は上がります。
それでも給与が上がらないようであれば転職しましょう。あなたのスキルは上がっているはずなので。

会社に期待できないのであれば副業はアリ

評価してくれないし業務も面白くないということであれば副業が一番手っ取り早いです。
クラウドサービスでランサーズクラウドワークスなど、便利なサイトは色々ありますし、単価は低いですが、案件を受注することも可能です。

またブログでアフィリエイトを始めてみるのもアリですね。
僕は前職ではSEOの勉強のためにこのブログを始めたのがきっかけでしたが、今では事業の一つになっています。

最後に

いかがでしたでしょうか、僕の実体験ベースですが、給与を上げたいと悩んでいる方に参考になれば幸いです。

それでは!

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