「同業他社はホームページをみんな持っているけど、そろそろ作ったほうがいいかな?なんかあんまり必要性を感じないんだけど、そこのところ教えてほしい。」
今回はそんな悩みに答えます。
この記事ではホームページを持つ必要がある方・ない方、またホームページの必要性や役割、そしてホームページを持つことによるメリット・デメリットをお伝えします。
僕は現在ホームページの制作の仕事を行っています。今は独立して一人でやっていますが、前職では営業ディレクターとして100を超えるお客さんと打ち合わせをしてきました。その経験からお客さんの想い・考え方について比較的寄り添える立場から発信できることがあるのかなと思っています。
ちなみに失敗しないホームページ制作の方法はこちらの記事でまとめています。
目次
ホームページを持つ必要がない人・会社
実際お客さんと打ち合わせをしていたり、ヒアリングをしていて、ホームページを持つ必要がないという方も確かにおられます。
- 売上も順調に上がっていて、ビジネスが軌道に乗っている
- 従業員をこれ以上雇う必要がない・もしくは特に苦労なく採用出来ている
- インターネット上に潜在顧客がいない・少ない
上記のような方は正直言うとホームページは必要ありません。全てが順調の業者さんですね。
私の周りにも確かにホームページを持っていない方もいますが、彼らには共通点があります。
それは「既に当たるべき営業先がいて、ホームページを持って問い合わせが増えても対応出来ないぐらい忙しい」という点です。
またとても仕事が出来るデザイナーさんのケースでは、「ホームページを持ったら問い合わせが県外からも来て、対応が出来ないくらい忙しくなったので、今は地域密着型でホームページを持たずに仕事をしている」、そうです。
このように既に順調な方であれば僕も無理に勧めることはないですし、「じゃあ今必要ないですね〜。笑」ということで終わるお話もあります。
ただ注意してほしいのは、数年後まで順調かどうか、というところを考えてほしいです。
ホームページは基本的に作ってすぐ成果が出るというものではなく、少なくとも半年・一年後にようやく数字として現れることが多いです。
なのでサイトを作る際にはそこを見越してスケジュールを考えてもらったほうが良いかと思います。
ホームページを持つことによるデメリット
そしてホームページを持つことによるデメリットももちろんあります。
- お金がかかる
- 作るまでがめんどくさい
- 更新するのが手間がかかる
ホームページを作ることのデメリット1:お金がかかる
確かにお金がかかります。費用はこちらの記事でも詳しく書いていますが、だいたい10万円〜50万円前後はかかります。
そして月々もサーバー・ドメイン代は必須なので、自社で管理すれば毎月600円前後ですが、制作会社側で管理すると毎月3000円〜10,000円程度となってしまいます。
ホームページを作ることのデメリット2:作るまでがめんどくさい
確かにめんどくさいです。業者もどこにしようか選ぶ必要がありますし、作るまでに画像や文章だって準備するものもあります。
ホームページ制作会社の選び方はこちらで書いています。
ホームページを作ることのデメリット3:更新するのに手間がかかる
上で乗り越えれば楽になれるとは書いていますが、正直作っただけでは成果は出ません。作った後どうやって成果をあげれるように動けるかにかかっています。
具体的にどんな手法があるのかはこちらで書いていますが、成果を上げるにはお金をかけるか、無料で自社内でコツコツやるかの二択です。
コツコツやるならある程度お知らせ・ブログなどを更新していく必要があります。
でも、ホームページを持つことで出来ることやメリットって、これらのデメリットに比べても計り知れません。
ホームページの必要性・役割
「じゃあホームページがあったら何が出来るの?必要性は?」ということなんですが、このようなグラフが中小企業庁から出ています。
上記ではいくつか項目がありますが、ホームページの開設目的としては下記の3つに絞ることが出来ます。
- 信用力の向上
- 売上拡大(販売促進 + 新規受注先の拡大 + 商品説明 + 消費者とのコミュニケーション + 原材料等調達先の拡大)
- 求人募集
ホームページを持つことによるメリット
なのでホームページを持つことによるメリットとは、この3つに集約されるかなと思います。
- 信用力を上げることが出来る
- 売上を上げる手助けになる
- 採用がやりやすくなる
ホームページを持つことのメリット1:信用力を上げることが出来る
完全にBtoBの業者さんで、下請け仕事をしているので一般には露出もされていない方から依頼があったのですが、理由としては「県外に事業を広げたいが、自社の紹介のために名刺代わりにホームページがほしい」というものでした。
そういったBtoBの企業さんでも、ホームページを持つことのメリットはありますし、BtoCはなおさらかなと思います。
ホームページを持つことのメリット2:売上を上げる手助けになる
ホームページを持っただけでは売上は上がりませんが、ホームページを持つことで売上を上げる手助けにはなります。
こちらの記事ではウェブマーケティングについて解説していますが、ホームページは全てのマーケティング施策の受け皿となります。
それはウェブマーケティングだけではなく、オフラインのリアルマーケティングでもそうです。
ホームページを持っていない状態でチラシを配るのと、ホームページを持っている状態でチラシを配るのでは全く成果が変わってきます。
実際にチラシを配った翌日はホームページのアクセスは上がり、会社概要であったり、アクセスページがよく見られるようになります。
そして最近ホームページのリニューアルに関わらせて頂いたお客さまのところでは、チラシを配布した後、ホームページのアクセスが増えて、最終的に来店したお客さんがホームページを持っていない時より増えた、ということでした。
ホームページを持つことのメリット3:採用がやりやすくなる
以前はあまり採用のためのホームページというのは依頼がありませんでしたが、最近は多いです。
実感としてはホームページを作りたいとおっしゃられるお客さんの半数は採用が目的というような感覚です。
そして「実際採用に効果なんかあるの?」というところですが、しっかりと伝わる内容を書けば効果はあります。
ただ募集要項を出すだけでは意味はほぼありませんが、実際に働いているスタッフのインタビュー・スケジュールだったり、やりがいであったり、どんな先輩がいてどんな雰囲気なのか、その魅力が伝わるようなページが作れれば、意味があるでしょう。
実際にハローワークやindeedに無料で掲載しているだけなのに、ホームページを作った後に応募が増えた、というお客さんもいます。
これはハローワークやindeedなどで企業のことを知って、そこから調べてみて魅力を感じたから応募をしてくれた人が増えたということでしょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。この記事が自社がホームページを作る必要があるのか参考になれば幸いです。
またリニューアルを考えている方はこちらの記事が役に立つかと思います。
それでは!
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