以前にsoftbankからフリーテルに乗り換えた記事を書きましたが、そもそも格安SIMやMVNOについて説明が出来ていなかったので、書いてみようと思います。
目次
そもそも格安SIM・MVNOとは?
そもそも、格安SIM・MVNOって何?という方もいると思います。
SIMフリーが世の中に知られると同時にMVNO(エムブイエヌオー)という言葉も世に知られ始めました。MVNOは、Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)の略です。MVNOが発売するSIMは格安SIMと呼ばれており、こちらの方が馴染み深いという人も多いではないでしょうか。MVNO事業者から提供されている格安SIMを契約することで、無線通信を利用することができます。
今までは、docomoやau、ソフトバンクといった、いわゆるキャリア・携帯会社(MNO: Mobile Network Operator 移動体通信業者といいます)と契約することでユーザーが無線通信を利用することができました。MVNO事業者ではこういった携帯会社の通信インフラを借りることで、格安でユーザーに無線通信を提供することができるようになりました。また、主要な携帯会社のドコモやauの通信網を使用しているため、携帯会社と遜色のない高品質の無線通信を利用することが可能です。
引用:simチェンジ
つまり、大手キャリア3社(docomo・au・softbank)以外も通信事業へ参入するようになり、MVNOの通信網は3キャリアのものを使用しているため、格安でサービスを提供できるようになったということです。
キャリアの通信網を拝借しているといっても普通に使っている分には全くキャリアのものと遜色はありません。
自分はフリーテルを使っていますが、フリーテルはdocomoの回線を利用しているので、「docomo」と表示されます。(4Gとも表示されています)
まとめてみると、
- MVNO=大手3キャリア以外の格安SIMを提供する通信事業者
- 格安SIM=大手3キャリアで提供されるSIMカードよりも相当安価なSIMカード
- ※SIMカード=スマホなどでネット通信を行うために必要なカード。このSIMカードのプランで、「◯GB使うと◯◯円かかる」という料金が決まる
ということです。
MVNO・格安SIMを利用している人の割合は?
かなり今では浸透してきますが、家族に聞いても誰も知りませんし友人や会社でも使っている人は正直会ったことがありません。
ネット上ではかなり浸透していて比較サイトも増えているのですが、MVNO業者の数が10〜20以上あるため、逆に選ぶのが相当難しいのかなと感じてしまいます。
2016年10月の調査があるようですが、こちらを見ると14%の人は使っているとされていますが、実感としては2〜5%程度の印象です。
調査がどこで行われたか書かれていないため、正確なデータではないとは思いますが、ご参考までに。
なぜそんなに安くなるのか?
大手3キャリアのブロードバンド帯域を借りているから
上記で挙げていますが、こちらはかなり大きいです。
通信を可能とする設備の設置の費用を全く必要としていない分経費は相当浮いています。
その分レンタルとして3キャリアへ費用は払っているでしょうが、自社で設置することと比べると比にならないぐらい経費は抑えれていると思います。
店舗がないから
こちらも大きいポイントです。
ドコモ、au、ソフトバンクはどこの街へ行っても見かけると思います。
厳密には本社がやっているわけではなくフランチャイズでの展開でしょうが、どちらにせよ費用はかかります。
MVNO業者の多くは店舗を持たずにネットでの集客を主としているため、実店舗分の費用は相当抑えれると思われます。
最近は家電量販店などでの取扱も増えています。
こちらでの販売も多くなっているでしょうね。
実店舗でSIMフリー・MVNOを見て契約したいなら、ビックカメラがオススメです。
サービスが充実していないから
上記と被る部分はありますが、サービスの充実は3キャリアが半端ないです。
電話対応も常にありますし、店舗へ行けば、費用もかからずにサポートをしてくれます。
この手厚い実際に顔を合わせて対応してくれる、というのが、高齢の方であったり、ITに疎い方にはかなりありがたいのではないでしょうか。
なのでMVNO・格安SIMが爆発的に流行るには店舗での顔を合わせてのサービスが必須だと思います。
なので今のビックカメラのような形の店舗が増えて格安SIMの露出が増えれば増えるほど、格安SIMの利用者は増えていくでしょう。
格安SIMとの付き合い方について
隠居系男子の鳥井さんが格安SIMの、格安以外のメリットについて書かれていて、ハッとしたのを覚えています。
僕が思うのは、「本当にモバイルデータ通信は使い放題である必要があるのか」ということです。
確かに、いつでもどこでも容量を気にせず自由に使えるのは便利かもしれませんが、見る必要もない動画や遊ぶ必要のないゲームに、場所も憚らず、ただダラダラと時間を費やすことが、本当に自分が望んだ時間の使い方なのでしょうか。
ソーシャルゲームやSNSは、今やユーザーの可処分時間の奪い合いです。制作サイドの多くは、どれだけ自分たちが作り上げたものに対して、時間を費やしてもらうか、ただその1点に集中しており、ユーザーの本当の幸せにつながるようなサービスというのは、ほんの一握りしかないと思います。
そんな中、「情報ダイエット」や「ネット断捨離」が注目され始めた昨今、使える容量が限られたチャージ方式のSIMカードというのは、非常に相性が良いといえるでしょう。
引用:隠居系男子
本当にこの通りで、今までは使い放題だったのが異常なんだと僕も思っています。
つい使いすぎてしまう容量に対してある種制限をかけてその中で使っていく、という情報との向き合い方も必要になってくるんだなと感じました。
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