こんにちは。
突然ですが、「自分の時給」というものを意識したことがありますか?
これは単純にバイトや社員として働くときの話ではなく、普通に生活している時も含めて、あらゆる時の話です。
僕は無意識に普段生活している中で自分の時給というものを設定して生活しているんですが、その考えの具体的に役立つ時をまとめてみました。
目次
その1.消費行動全てに役立つ
いきなり極端な例ですが、僕は最近コーヒーロースターを買いました。
趣味でコーヒーの焙煎をやっているんですが、週に1度ほど豆を煎るために15分ほどフライパンのようなもので豆を炙らないといけません。
これが最初は楽しかったんですが、最近けっこうめんどくさくなって、なんとか時間短縮をしたいと思ってロースターを買いました。
判断基準としては以下のとおりです。
自分の時給=2,000円
15分の労働=2,000 × 1/ 4 = 500円
コーヒーロースターの価格 = 20,000円
購入に見合う焙煎の回数 = 20,000円 / 500円 = 40回
1年で焙煎する回数 = 4回 × 12 ヶ月= 48回
という計算になって20,000円のロースターを買うと、1年以内に飽きたら損をするけど、超えたら得になるという計算です。
結構判断基準的に悩みましたが、まあ1年はやるだろうということで購入に踏み切りました。
例えばこれが80,000円もするロースターであれば、得をしだすのに4年かかる計算になります。
そうなると4年後にはもっと良くて安いロースターもっと良くて安いロースターが売りだされてるんじゃないかとか、そもそも4年も豆を煎っているだろうか?という疑問が出てきて、購入にはけっこう躊躇します。
という具合に、購入の後押しの材料としてはなかなか使える基準だと思います。
その2.節約する時の判断に使える
これは以前DIYに凝っていた時に思ったことですが、例えば買ったら3万ぐらいする本棚を自力で作ろうとして、その時給×かかった時間が3万を超えてしまうと、元も子もなくなりますよね。
時給を2000円に設定するならば、15時間以上かければそれはもう効率の観点で言えば悪いです。
自分で15時間以上働いて良い本棚を買えば良い話なので。
その3.自分の本当にしたいこと、好きなことに気づける
ただ、上記の例だと余りに人間味が無さすぎますよね。
でもここでバカバカしいからその分働いて本棚を買おうと思うのか、「いやDIYで本棚が作りたい!」と思うのでは全く意味合いが変わってきます。
僕は正直DIY自体は好きですが、賃貸暮らしという制限があり、DIYをする時間や環境が相当に制限されていました。
ですので、そんな状況で時間をかけて何かを作るなら、もっと他のことがしたいと思ってしまいました。
こう思うのは、DIYに対してそこまで興味を持ててないということです。
でもここで、それでもDIYが好きだ!となるのであれば、そこにはお金では買えない何かがあるからです。
こうした判断基準があれば、「そこそこ好き」なことと「めちゃくちゃ好き」なこととの分別がしやすくなります。
そうすればもっとみんなが自分の好きなことをして生きていけるのにな〜と思います。
4.仕事で役立つ
時給の考えは仕事でも役立ちます。
web制作では仕事上常に自分の工数と向き合います。
僕の場合は自分の工数を時間当たり4,000円と見積もっているので、月に1万円の保守をする場合は、1ヶ月に3時間以内の作業量に抑える必要があります。
また外注に回す場合も、自分が働いたぶんよりも外注に回したほうが安くて早いのであれば依頼します。
サイト一式制作においても、50万円の案件であれば、4,000円で割ると125時間。ディレクター、デザイナー、コーダーの3人が関わったら一人あたり41時間。
つまり一週間丸々作業をしてしまうとそれでトントンになってしまいます。
ここの考えがないと、いくらでも長く仕事をしてしまいますし、目標も立てれません。
ですので僕はいつも請け負った際にかけれる総時間を割り出します。
という具合に、時給概念を持てば人生生きやすいんじゃないかという話でした。
自分の時給の設定については、1ヶ月の給料 ÷ 働いた時間をすれば出てきます。
手取りにするか額面にするかはお任せします。
それでは、ありがとうございました。
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