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哲学とは何か?初心者に読んで欲しいオススメの本15冊とよく出てくる命題ベスト5を紹介!

考えごと 17/03/18
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物事を深く考えるようにするための良い訓練・練習になったのが、哲学でした。

哲学というとなんともとっつきにくく、めんどくさいもの、という印象はないですか?

それは僕も実際にありました。

ですが、いざ本を読んだり、考えてみると全くそうではなく自分の思考のやり方を変えてくれる体験でした。

哲学とは?

たとえば教育について考えてみよう。もしも僕たちが、その本質について十分な共通理解を持っていなければ、教育論議は、それぞれがそれぞれの“教育観”をぶつけ合うだけの、ひどく混乱したものになるだろう。実際、ちまたの教育論議は、激しい対立に満ちている。
その意味でも、哲学が「そもそも教育とは何か?」と問うことは、とても大事なことなのだ。
もちろん、哲学者じゃなくても、「教育とは何か?」と考えることはある。でも、こうした「そもそも」を考えるための“思考法”を、2500年もの長きにわたってとことん磨き上げてきたものこそが、哲学なのだ。だから、僕たちがその“哲学的思考法”を身につけているといないとでは、思考の深さと強さにおいて圧倒的なへだたりがある。

(略)

そんなわけで、哲学とは何かという問いにひと言で答えるなら、それはさまざまな物事の“本質”をとらえる営みだと言うことができる。

引用:哲学って何だ

 

先日、新聞を読んでいて「イチローの野球哲学」という見出しが目に留まりました。

この「イチローの野球哲学」というタイトルは、イチロー選手が長年野球を追求し、超一流選手になったという事実を前提に、次のように言い換えることが出来ます。

「イチロー選手の、彼ならでは野球に対する深い考え」

つまり、イチロー選手は、哲学的に言えば、長年、野球を「哲学した」ことによって、独自の野球観(=野球哲学)を持つに至った、ということになります。

つまり、「哲学」とは、「独自の深い考え」のことだと言えます。

「哲学」とは要するに、何かを深く追求した結果得られた独自の「結論」と、その「結論」を求める「行為」のことなのです。

引用:哲学とは何か

上記の2つの引用がとてもわかりやすいかと思いますが、つまり哲学とは、「そもそも◯◯とは?」ということを考えるという行為と、その結果見出した結論を得る、という行為ということになります。

哲学を学んだり触れることによるメリット

死という言葉の境界線を考えてみる

例えば、超有名な命題「死とは何か」ということに考えてみることを通して、哲学のメリットを探してみます。

考えることで死という言葉の抽象性に気づく

普段僕達は死というものに時折触れますが、じゃあ死とは何か?ということを考えたことはありますか?

「心臓が停止したらだろう」と思われるかもしれませんが、じゃあ他のケースはないのでしょうか?

例えば脳死などが良い例ですが、あれはじゃあ死んでいるのかと。

心臓こそは動いているが、脳が動いていないから死んだのかと。

では死とは思考をしていないことを言うのか。

そうなると寝ている時と何が違うのか。

などと言った具合に、1つの事象について結論付けるためにはあらゆることを定義付けたりする必要が出てきます。そうすることで、普段接している色んな言葉がはっきりとしたものではなく、とても抽象的なものであると思えてきます。

つまり、哲学を通して、「言葉の曖昧さ」に気付けます。

言葉の曖昧さに気づくことで、本当の意味で言葉に振り回されなくなる

そうすることで、何がメリットがあるかというと、言葉の危険性というか、あやふやさに気づくことで言葉を使う時にも慎重になります。

自分が発した「死」という言葉は他の人の考えているものとは異なるかもしれない、というような意識を持つことですね。

そうすることで、他人が発した「◯◯」という言葉に対して自分の中での「◯◯」という言葉の意味として捉えるのではなく、一旦「相手はどういった意味で◯◯と発言しているのだろう」と考えることができます。

そうすることで、話が交わらず平行線を辿りながら議論をするということは避けられます。

よくあるテレビ番組での議論なんかはいい例ですが、まずほとんどお互いの共通言語に対しての認識がずれています。

まあ短時間で話す必要があるのでしょうがないのですが、そうした議論は往々にして不毛であることが多いです。

見ている側からしても、何を話しているのかわからないままテレビが終わることもよくあります。

僕らが普段感情を揺さぶられるのは、事象ではなく、言葉であったり、事象を解釈する僕らの言語化された思考でしかない

哲学を通して考える力を身につける方法

自分が出来ているかは不安なところがありますが、哲学を通して物事を考える力というのはかなり着くと思っています。

それではどうやって考える力を身につけることができるのでしょうか。

徹底的に読書をしながら対話をする癖をつける

基本的に哲学を学ぶには本を読むことになります。

その時に、ただただ読むのではなく、「作者はこう考えるが、自分ならどう考えるか」ということを意識しながら読むと作者との対話が出来、ただ読むよりも一回り思考を巡らせることができます。

あらゆる言葉について思考を巡らせる

上記のことができれば、普段生活している中であらゆる言葉について思考を巡らせることができるようになります。

自分の心に引っかかる時に、その対象について思いを巡らせるのがやりやすいと思います。

例えば就職活動のときであれば、「働くって何だろう」とか、「仕事ってそもそもどういうことか」ということを考えるのも1つの考え方です。(そんなことを考えている暇があるかどうかはわかりませんが)

「自分の好きなように生きろ!」という言論に触れた時にも、「そもそも好きとは?」や、「好きに生きるとはどういうことか?」ということを考えることもできます。

なのである特定のことに悩んでいて、それがずっと解決できない、という方などは思考の方法が一方通行になりすぎているきらいがあるので、「そもそも◯◯とは?」というアプローチから考えてみると、すんなり解決することがあります。

考えるべき命題ベスト5

ここで哲学の本を読んでいてよく出てくる命題ベスト5を挙げてみます。

死・生きるとは何か

一番多いんじゃいですかね、これが。

脳死などが良い例ですが、あれはじゃあ死んでいるのかと。

心臓こそは動いているが、脳が動いていないから死んだのかと。

では死とは思考をしていないことを言うのか。

そうなると寝ている時と何が違うのか。

などと言った形ですね。

幸せ・不幸とは何か

幸せとは何か。そもそも幸せ、不幸と考えることの原因は何かの事象によって自分の感情が動いた結果である。

ではその幸せ・不幸を分ける事象の違いとは何か。

自分自身が、価値があると思える時、またやっていることが自分にとって価値があると思える時

では自分にとっての価値とは?

そもそも価値とは何か?

未来・過去とは何か

未来と過去と現在を分けているものは何か。

今と過去は何が違うのか

今とは即ち何かを考えていたり、している瞬間のこと。

自分・他者とは何か

自己とは何か。

自分とは?

細胞は数年で全て入れ替わるといわれている。そうなると今の自分はもうどこにも存在しないことになる。

でも実際はそんな訳はなくて、自分は日々続いていてく。

となると自分というのは毎日続いていると錯覚しているだけで、実際は自分は過去の自分とは全く違う人間であるということが考えられる。

じゃあ自分とは?

現実とは何か

私たちが見ている・聞いているものは私たちの経験の上で成り立っているとうもの。

現実という全ての人にとって共通のものが存在するわけではなく、それを受け取る人間柄それぞれ事象を感じて現実と判断する

じゃあ事実とは何か?

大多数の人間が共通の認識を持ち、ある程度正しいと認識されているもの?

 

考えるとは何か

考えるとはそもそもどういうことか?

上記のサイトがわかりやすかったですが、「いかに問い、いかに閃きの答えを待つかといこと」だと書かれていました。

つまり考えるとは自らに問いかけるということです。

昔の自分は全く考えるということができなかった

昔の自分はこれが全くできていませんでした。

自分に何も問いかけず、流れる事象に身を任せて日々を過ごしていました。

そこにあるのは楽しい楽しくないの快楽の感情だけです。

ではなぜ考えようと至ったのか

それは大学に入ってからですが、色んなことを知っている友人に出会ったりとか、仕事に就けなくなるという危機意識、自分はそもそも何をしたいのかという命題に直面したからでした。

そこから危機意識を持ち、「考える」ということに対して真剣に考え、本を読んだり引きこもったりしました。

自分の場合は、そこで自分の生命の危機感を感じたから、考えることができるようになった、と思っています。

哲学初心者の方にオススメしたい 読みやすい本ベスト15

それでは何を読んだら良いのか、ということで僕の独断と偏見で哲学にあまり触れたことの無い方に読んで欲しい本を15冊セレクトしました。

読んで欲しい順番に並べたので、興味があれば上から順に読むことをオススメします。

1.14歳からの哲学 考えるための教科書

人には14歳以後、一度は考えておかなければならないことがある!今の学校教育に欠けている、14、5歳からの「考える」ための教科書。
「言葉」「自分とは何か」「死」「心」「体」「他人」「家族」「社会」「規則」「理想と現実」「友情と愛情」「恋愛と性」「仕事と生活」
「メディアと書物」「人生」など30のテーマを取り上げる。
読書感想文の定番,中高大学入試にも頻出の必読書。年代を超えて読み継がれる著者の代表作。

まず哲学に興味を持ったら読むべき本です。

生きていて必ずぶつかるであろうテーマについて1つ1つ作者と一緒に考えられることのできる良書。

この本を読んで、「死」とは?「自分」とは?という根本のところを自分に問いかけることの出来たような気がします。

14歳からとなっていますが、正直二十歳でも全然問題ないレベルのものでした。

実際に自分は20歳で読みましたが、それでも程よいと感じるほど。

年齢はあまり関係なく、哲学について知りたい、と思った人には是非オススメできる本です。

2.シュレディンガーの哲学する猫

ある日作家のもとに現れた、哲学者の言葉を語る不思議な猫。「語の意味とは何か?」「“私”は誰?」―哲学の諸問題を、猫と作家が案内する。サルトル、ウィトゲンシュタイン、ハイデガー、小林秀雄…古今東西の哲学者、思想家たちの核心を紹介。時空を旅する猫とでかける、「究極の知」への冒険ファンタジー。

哲学書にしては珍しく小説仕立てのものです。

シュレディンガーという名前の猫?と対話をしながら進めていくストーリーのもので、有名な哲学者を引き合いに出しながら「私とは?」などという命題を突き詰めていく話になります。

14歳の哲学とは異なり、有名な哲学者がバンバン出てきて、何か哲学というものをふわっと表面的になぞることのできる本です。

「色んな人の思想がよくわからなくてとっつきにくい」という人には、まんべんなくさらうことができるのでオススメします。

個々の人の思想を深く突き詰めることはできませんが、なんとなく知りたい方にとっては、読みやすいですしおすすめです。

3.哲学個人授業-<殺し文句>から入る哲学入門

世界一お金のかからない娯楽、それが哲学

意味もよくわからないのになぜかグッとくる。哲学者の書くとぎすまされた言葉には、歌舞伎役者の切る「見得」と似た魅力がある。かたや大阪大学総長、かたやフリーライター、肩書きにちがいはあれど、ともに哲学にとことんイカれている二人が、キェルケゴール、サルトル、メルロ=ポンティからヘーゲル、マルクス、ニーチェまで、古今東西の哲学者23人の「グッとくるワンフレーズ」を題材に、哲学の魅力、おもしろさ、アブなさを語りつくす。ときにはんなりとやわらかく、ときに熱く繰り広げられる、極上哲学漫談。

【グッとくるフレーズの数々】
話をするのが不可能なことについては、人は沈黙せねばならない──ウィトゲンシュタイン
知覚はかつて一度も存在しなかったのである──デリダ
人間とは精神である。精神とは自己である──キェルケゴール
人間存在は必然的に、「それがあるところのものであるのではなく、
それがあらぬところのものでありうる」のでなければならない──サルトル
それゆえわれわれの研究は商品の分析から始まる──マルクス
複製技術のすすんだ時代のなかでほろびてゆくものは、作品のもつアウラである──ベンヤミン
運動における私の決意と私の身体との関係は、魔術的な関係なのである──メルロ=ポンティ

上記の引用を読んで、「なんとなく格好良い」と惹かれた人は是非買うべきです。

シュレディンガーの猫は人と命題についてフォーカスした本ですが、こちらは哲学者の名言にフォーカスした本になります。

ガチのニーチェとかサルトルとかの本をいきなり読むということも全然良いとは思うんですが、正直結構しんどいんです。

自分もいきなり本気の本を読んでついていけないことがよくありました。

何がついていけないかというと、哲学者の本は「AとはBである」「BであるということはAはCともいえる」「つまり「AとはDである」ということを延々と繰り返す形式が多く、途中でつまづくともうわけがわからなくなります。

なのでこういった本は、そのつまづくポイントをみんなで一緒に笑いながら紐解いていく、というようなものなので非常に読みやすく授業を受けている気分になります。

哲学書を読んで心が折れそうになった時はこれに立ち返るのが良いです。

4.ツァラトゥストラはこう言った 上

晩年のニーチェ(1844‐1900)がその根本思想を体系的に展開した第一歩というべき著作。有名な「神は死んだ」という言葉で表わされたニヒリズムの確認からはじめて、さらにニーチェは神による価値づけ・目的づけを剥ぎとられた在るがままの人間存在はその意味を何によって見出すべきかと問い、それに答えようとする。

ということでガチの本をいくつか紹介。

個人的にニーチェはとっつきやすかったです。「神は死んだ」という名言にはじまり、全体的にわかりやすいです。

この本もある人の物語形式のような形で、読みやすい分類のはず。

読んでみると、ニーチェって全然中二病でも何でもなく、究極にポジティブのようにもとらえるなと思った記憶があります。

5.資本論 1 第1巻 第1分冊

『資本論』邦訳史に画期を築いた初の組織的集団訳。正確で平易な最高水準の翻訳を実現。多数の訳者注は文学,聖書,神話,故事,諺,各種版本の異同,引用文の校訂,邦訳文献の指示,用語の説明など,『資本論』の深い内容理解を助ける。 第1分冊〜第4分冊=資本論第一巻 第5分冊〜第7分冊=資本論第二巻 第8分冊〜第13分冊=資本論第三巻

哲学を嫌いになりかけた1冊。

本当に全くわからなかったです。

自分の頭が悪いのか、実際に難しいのかどうなのかというところですが、一度難解な文章も読んでおくべきです。

6.資本論 (まんがで読破)

19世紀前後に起こった産業革命以後、工業化により商品の大量供給が可能になったが、貧富の差はますます広がり、人々の生活は豊かになるどころか苦しくなるばかり。労働者を酷使する生産過程の中で新たな価値を生み出す「搾取」のシステムが明らかになる…。資本主義社会に生涯をかけて立ち向かった革命家・マルクスの代表作を漫画化。

マルクス
1818‐1883。ドイツの経済学者、哲学者、革命家。20世紀においてもっとも影響があった思想家とされる。資本主義経済を分析し、エンゲルスと共に共産主義思想を打ち立てた。階級の解放と廃止というその思想は今なお受け継がれている。晩年は『資本論』の執筆に専念し、自宅の椅子に座ったまま死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

その後まんがで読破シリーズで資本論を読みました。

激しく読みやすくて感動しました。

これは結構具体的なテーマ、「労働」についての命題、特に資本主義についてということになりますが、かなり核心に迫っているというか、ここを理解して資本主義社会で生きていくべきだなというところはあります。

搾取の構造であったり、資本主義の限界であったりという問題点を把握することができます。

哲学云々というかこれは普通に読んでおくべき。

7.これからの「正義」の話をしよう

『ハーバード白熱教室』NHK教育テレビにて放送中(2010年4月4日~6月20日、毎週日曜18:00~19:00、全12回)!

ハーバード大学史上最多の履修生数をほこる超人気哲学講義、待望の書籍化!

推薦:宮台真司氏

1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか? 金持ちに高い税金を課し、貧しい人びとに再分配するのは公正なことだろうか? 前の世代が犯した過ちについて、私たちに償いの義務はあるのだろうか――。

つまるところこれらは、「正義」をめぐる哲学の問題なのだ。社会に生きるうえで私たちが直面する、正解のない、にもかかわらず決断をせまられる問題である。

哲学は、机上の空論では断じてない。金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった、現代世界を覆う無数の困難の奥には、つねにこうした哲学・倫理の問題が潜んでいる。この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、そこで生きることはできない。

アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、そしてノージックといった古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう。彼らの考えを吟味することで、見えてくるものがきっとあるはずだ。

ハーバード大学史上空前の履修者数を記録しつづける、超人気講義「Justice(正義)」をもとにした全米ベストセラー”Justice: What’s the Right Thing to Do?”、待望の邦訳。 –このテキストは、単行本版に関連付けられています。

ここで一発マイケル・サンデルをはさみます。

この本で一躍有名になったマイケル・サンデル、彼は徹底的に「正義」とは何か?ということについて話します。

色んな具体的な事例を挙げて、僕らが普段正義、正しいと思ってやっていることについて疑問を投げかけます。

これを通して思ったのは、正しいことなんて何も無いというか、正しさに相当自信を無くしました。

ただこれが出発点だと思いましたし、そこからでないと正義についてなんて語れないし正義についても理解できません。

「何が正しいのか」ということを考える上で、大切な1冊です。

8.嫌われる勇気

「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない――
【対人関係の悩み、人生の悩みを100%消し去る〝勇気〟の対話篇】

世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。
「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、
対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、
現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。

本書では平易かつドラマチックにアドラーの教えを伝えるため、
哲学者と青年の対話篇形式によってその思想を解き明かしていきます。
著者は日本におけるアドラー心理学の第一人者(日本アドラー心理学会顧問)で、アドラーの著作も多数翻訳している岸見一郎氏と、
臨場感あふれるインタビュー原稿を得意とするライターの古賀史健氏。
対人関係に悩み、人生に悩むすべての人に贈る、「まったくあたらしい古典」です。

悩み、自分とは、他者とは、幸せとは、という古典的なテーマに対話形式で進めていく最近の超おすすめの哲学書。

わかり易すぎてどちらかというと自己啓発本の部類に入りますが、個人的には完全に哲学書です。

ただここまでわかりやすい本はないかもしれません。

「青年」と「哲学者」という2人の人物の間の対話形式になっていて、感情移入がしやすいです。

というかまさに哲学とはこういう形で進めていくものだ、というものもわかるので、これは読んでおくべき。

特に日本人はアドラーの問いてくれるような思考に陥りがちなので、生き辛い人はこの本を読んでかなり救われるのではないでしょうか。

僕もこの本に本当に救われました。

「自由に生きていいんだ」と心のそこから思えたような気がします。

9.私の嫌いな10の人びと

「笑顔の絶えない人」「みんなの喜ぶ顔が見たい人」……そんな「いい人」に出会うと、不愉快でたまらない! 共通するのは、自分の頭で考えず、世間の考え方に無批判に従う怠惰な姿勢だ。多数派の価値観を振りかざし、少数派の感受性を踏みにじる鈍感さだ。そんなすべてが嫌なのだ! 「戦う哲学者」中島義道が10のタイプの「善人」をバッサリと斬る。日本的常識への勇気ある抗議の書。

普段の生活にイライラしたり溶け込めない時はこの本を読んだ本が良いです。

中島義道さんは基本的にこのテイストで全ての本を書かれていますが、この本が一番スカッとした記憶があります。

全てに対して批判から入る、このスタンスこそが哲学だなと思わせてくれるような一冊で、私たちが日常的に触れる色んな「無意識な人々」に対して真っ向から異論を唱える本です。

この本で、メディアとの接し方、人との接し方を学べます。

10.善人ほど悪い奴はいない ニーチェの人間学

ニーチェの「善人批判論」をテキストに、現代社会にはびこる「善人」たちの暴力性を暴く。自らの弱さを武器に、権利を過度に要求し、偽善、欺瞞、嘘をまきちらし、それに気づかない人々。ニーチェの本質が明らかに。

中島さんの考えは割とニーチェと近い部分があり、それだからこそこの本のニーチェについて解説、というスタイルがとてもマッチします。

中島さんの読み解くニーチェ論、読みやすく一度読んでみても良いです。

11.疲れすぎて眠れぬ夜のために

「らしさ」と型の復権、生きる力はここから始まる。

ベストセラー『おじさん的思考』の著者が贈る、真に心震える幸福論。日本人の身体文化の原点に立ち返る、迫力ある提言がここに。
–このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

哲学というか、考える方法というか。

おじさんと対話しているような気分になる本。

内田樹さんは一時期傾倒して、ほとんどの本を読破した記憶があります。

 

あまり小難しい命題ではなく、僕らが生きていて、「生き辛いな」と思う部分にスポットを当てて喋ってくれるので、とても心地が良い方です。

この本のタイトルからわかるように、疲れたら読んでみてください。

一度立ち止まることができる本です。

12.モンテーニュエセー抄 (大人の本棚)

人生の真実を考え抜いたモラリスト文学の最高作。今日の読者に向けて、格段に読みやすい新訳。「経験について」をはじめ、「後悔について」「悲しみについて」など全11篇を収録。

エッセイというかなんというか。

哲学の本だと、AはB,BはC、CはDという風に積み重ねていって1つの核心に迫るスタイルが多いですが、こちらだとエッセイになるので、AはBである。1は2である。という風に1つ1つの話がバラバラになっているのでとっつきやすいです。

モンテーニュは割と哲学というか現代的な考え方をしている人の印象が強く、思想家?というか、生きるための指南書としても読みやすかったです。

13.エリック・ホッファー自伝―構想された真実

「生きる」ことに真摯であるということは、これほどまで波乱に満ちた人生を送るということなのか。本書は、数奇な運命をたどりつつ独自の思想を築きあげた哲学者エリック・ホッファーの自伝である。

7歳で失明、15歳で突然視力を回復。18歳の時に天涯孤独となり、28歳で自殺未遂。「私は死ななかった。だがその日曜日、労働者は死に、放浪者が誕生したのである」という彼は、10年に及ぶ放浪生活へ踏み出し、数々の出会いと別れを選び取りながら、劇的な生涯を送ることになる。

トマトの収穫、ホップ摘み、砂金発掘などの季節労働。そのかたわらで、化学、数学、鉱物学などあらゆる学問にまい進し、読書と思索を重ねていく日々。そんなある日、彼は町のレストランで大学教授と出会い、これを機にドイツ語翻訳や研究の手助けなどのアルバイトをはじめる。あまりに研究熱心な彼に、教授は研究所での職を用意してくれるのだが、「本能的にまだ落ち着くべきときではないと感じた」彼は、ふらりと季節労働者の生活へ戻ってしまうのだ。

「慣れ親しむことは、生の刃先を鈍らせる。おそらくこの世界において永遠のよそ者であること、他の惑星からの訪問者であることが芸術家の証なのであろう」。自己と徹底的に対峙し、自己欺瞞と戦いつづけたエリック・ホッファー。まず学ぶべきなのは「学問」そのものではなく、彼が貫いた学問への、そして、人生への「姿勢」かもしれない。(高橋美帆)

どこでエリック・ホッファーに出会ったのか覚えていませんが、そこまで名の通った哲学者ではないと思います。

むしろ相当無名のはず。

でも彼の本はとてもおもしろくて、人生を哲学に捧げた人というか、自ら動く、働くことで哲学をしていくスタイルの方でした。

放浪しながら思想を深めていくスタイルは、机上の空論ではなく、地に足のついた結論を出してくれて、とても面白く読むことができました。

14.幸福について―人生論―

幸福は人間の一大迷妄である。蜃気楼である。がそうは悟れない。この悟れない人間を悟れないままに、幸福の夢を追わせつつ救済しよう。人生はこの意味では喜劇であり戯曲である。従ってこれを導く人生論も、諷刺的、ユーモア的にならざるをえない。本書は厭世哲学者といわれる著者が、豊富な引用文と平明な表現で人生の意義を説き幸福を教える名随筆「処世術箴言」の全訳である

こちらもエッセイになります。

ショーペンハウアーの人生論。

「幸福とは何か」ということを色んな事例を通して語ってくれる本。

あんまりかっちりと読むというよりは、酒でも飲みながら読む方が良いかもしれません。

ライトな感じで書かれています。

15.ちぐはぐな身体―ファッションって何?

ピアスや刺青をすることの意味とは?コムデギャルソンやヨウジヤマモト等のファッションが問いかけているものは?そもそも人は何のために服で体を隠すのか?隠すべきものの実体は?若い人々に哲学の教授が身体論をわかりやすく説いた名著、ついに文庫化!「制服を着崩すところからファッションは始まる」。

これはちょっと番外編ですが、ファッションについての哲学書も紹介します。

ヨウジヤマモト、コムデギャルソン、ハイブランドには哲学は必須です。

「制服とは?」「服とは?」「着こなす、着崩すとは?」というファッション自体には関係はないかもしれませんが、服を着るということにそもそも論として考えることのできるこの本は、ファッション好きには是非読んでもらいたい1冊です。

番外編:すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート

■慶應丸の内シティキャンパス、人気講座待望の単行本。

もう、一人で考えることはやめましょう。あなたには、心強い味方がいます。

この本は「あなたの考える力をつくるノート」です。
読み進めていくと、あなたが今一番必要な言葉のみが少しずつ浮き上がって来ます。
そうすると、この本は苦しいときに眺めれば、心が奮い立ち、楽しときに眺めれば、もっとやる気が湧く、あなた専用のノートに変わります。
まるで読んだそばから、とても役立つ言葉があなたの頭にスーッと吸収されていくイメージです。

あなたは絶対、もっと賢くなれる!
本書には、脳科学者、ビジネスコンサルタント、経営者、精神科医、新規事業プロデューサーなどその道のトップランナーたちが行き着いた、賢く生きるためのメッセージが詰まっています。
世の中はどのような「仕組み」で回っているのか。どういう人が豊かな人生を送っているのか。
知っておくべき考え方や、生き方の基礎知識をシンプルにまとめています。

●どうしたら、もっと効率的に働けるのか
●どうしたら、高く評価されながら、周囲とうまくやっていけるのか
●どうしたら「健康」と「生産性」のバランスをとることができるのか

このノートは、あなたが使いこめば使いこむほど、あなたの“頼れる武器”になります。

◆この本は、特にこんな方におすすめです
1. 自分の個性を知りたい
2. 仕事の質とスピードをあげたい
3. 「相手の力を利用する」思考を身につけたい
4. 自分の体を強くしたい
5. 働く自分を強くしたい
6. 心を強くしたい
……この本は、あなたと一緒に歩きます。

これも番外編。

考える力をつける1冊。

哲学でも何でもないですが、考え方を理解できる1冊だった記憶があります。

買った時期も哲学を呼んでいた時期だったので、これを1冊手元に置きながら他の本も読んでいくスタイルでやってました。

考え方を一緒に進めていく本ってなかなかないので、考え方について理解したい人にはオススメです。

最後に

いかがでしょうか。

引用も多いですが1万字を超えました。。。

ここまで読まれる方は稀だと思いますが、哲学的思考・考え方について知りたい方に向けて書きました。

自分も全然思考が深い人間だと思ったことはありませんし、むしろ思考が浅いことがコンプレックスだった人間です。

でもそんな自分だからこそ、思考を深めるために徹底的に本を読んできた自信はあります。

 

それでは楽しい哲学ライフを!

 

 

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