「ホームページを作りたいけど、制作会社に頼むのはどうしても高くなるイメージがあるし、悩む」「頼んだとしても良いものが出来上がってくるか不安、、、それなら安い無料ツールもあるし、どうなんだろう」「色んな無料で作れるツールがあるけど、結局どれが良いのかわからない」
そんなお悩みにこの記事では答えます。
私はホームページ制作会社で働いていて、数多くのクライアントさんのホームページの相談から設計、納品まで対応させて頂きました。その中でやはりよく出る質問は「無料で作れるツールとどう違うの?」ということです。
私も一度こういったツールを使ってみて、ご予算のあまりないクライアントさんには提案したこともあります。
そういった経験も踏まえて、正直にメリット・デメリットをお伝えします。
目次
制作会社に頼むのと、ホームページ作成ツールで作るものの比較
項目 | ホームページ制作会社 | 無料ツール |
---|---|---|
費用(初期) | 50〜100万円前後 | 基本無料 |
費用(月々) | 5000円〜数万円 | 基本無料 |
製作期間 | 2〜3ヶ月 | 最短数日 |
ターゲット設計 | ◯ | × |
訴求・強み設計 | ◯ | × |
サイト設計 | ◯ | × |
デザイン設計 | ◯ | × |
集客効果(SEO) | ◯ | × |
写真撮影 | ◯ | × |
広告運用代行 | ◯ | × |
解析・分析 | ◯ | × |
アフターフォロー | ◯ | × |
とりあえずまとめてみました。
ざっくりこんな感じです。あんまり表の意味を成していないかもしれませんが。。。
詳しい費用・スケジュール感についてはこちらで記載していますので、ご参考に。
ホームページ制作ツールが無料である理由
基本的にホームページを作る時ってこれらのことをまずヒアリングして、洗い出して組み立てます。
- サイト制作の目的・課題の洗い出し
- 事業内容の把握
- サイトの更新性の有無
- コンテンツ・ページ内容
- 強みの訴求
- ターゲット設計
- コンバージョン設計
- デザインイメージの設定
- SEOキーワードの選定
その内容を元に下記のものを作ります。
- ワイヤーフレーム(各ページのどこにどんな項目を掲載してどんなレイアウトになるか)
- サイトマップ(それぞれのページがどんな構成になるか)
それはお客様とwebディレクター、または営業がやり取りをして設計をして決めていきます。
そこで概ねの合意が出来た後に、下記の工程になります。
- デザイン
- コーディング
- サーバー設置・ドメイン設定
ホームページ作成ツールを使って、省ける工程としてはここの部分ですね。デザイン、コーディング、サーバー・ドメイン周り。
ここに関しては本当に技術の進歩は凄まじく、webの制作をしている僕らでも正直「スゲえな」って思いますし、ぶっちゃっけ言うと敵いません。
だってパワーポイントいじる感覚でホームページができちゃったら僕らの仕事一部だけになっちゃいますし。
でも実際そうならないのは、僕らの仕事の中でもホームページのデザインとコーディングって一部なんですね。
どちらかというと大事なのはそれまでの設計の部分です。
よく家に例えるのですが、「パワーポイントみたいなものを使って、簡単に作ったものがそのまま家や店舗になります!」と言われたらそれ使いますか?
「無料ですよ!」と言われたらどうですか?
自分の家なら最悪自分でも作れるかもしれませんが、店舗となるとお客さんの動きなどを考えて設計する必要があります。
ましてや売上を出すための店舗なので、それを自分でやってしまって本当に良いのか、ということですね。
なので結論としては、こういうことになります。
- 集客・問い合わせを増やす、売上を増やすのであれば無料ツールでは難しい
- ブランディング、サイトがある、という状態を作りたいというだけなら全然アリ
特に売上や集客を考えないのであれば、全然アリです。
ただ見れれば良いということであれば、特に難しいことはないです。
ただ、そこに人をどう呼び込んで、その人達をどうやって自社の商品を買ってもらうか、までを考えてホームページを作るのであれば、ホームページ制作ツールは難しいのかなと思います。
ホームページ制作ツールでは結局何がオススメ?
グダグダ述べましたが、とりあえずオススメはこちらです。
なぜかというと、知名度があり、みんなが使っているものだからです。
こちら、検索回数が比較できるgoogleトレンドを使って色んなホームページ作成ツールを比較してみましたが、これが3強でした。
ダントツでWixですね。
また念の為、検索ボリュームがわかる、キーワードプランナーを使ってみたところこんな感じです。
ダントツでWixです。Jimdoも頑張ってます。
なぜ人気があるのが良いのかというと、みんなが使っているということは、それだけノウハウがネット上や書籍であるということ。
そうなると、つまづくポイントはみんな同じなので、困った時に解決しやすいです。
色々悩みに悩んでちょっと難しそうなツールを選んでしまうと、もういよいよ作る気にならないと思います。
ということで、一応それぞれの特徴をまとめてみます。
Wix
モバイルも完全対応でネットショップやブログも出来ます。広告の組み込みをやめて、独自ドメインを使うのであれば、無料ではなく、プレミアムプランに移行する必要があります。
Jimdo
これは昔からある古参のホームページ制作ツールです。
僕も昔これで趣味でサイトを作ったことがありますが、本当に簡単に出来るのでオススメです。
やはり無料では独自ドメインは使えませんね。
ネットショップとかはないようですが、普通にコーポレートサイトや趣味サイト、ブログを作るのは問題なさそうです。
BiND
これは結構画期的なホームページ制作ツールで、質問に答えていくと自動でホームページが作れるというスグレモノ!一度試してみるのはアリです。
質問内容についても僕らがヒアリングするような項目もあるので、制作会社に依賴するとしても、一度BiNDで作ってみて、サンプルとして出すだけで、制作費を下げてくれる可能性も全然アリます。笑
プランとしては初年度無料プランが一番安いです。ただこれも独自ドメインだと、プロコース以上になってしまいますね。
【ホームページ作成サービス | BiNDクラウド】を詳しく見る
BiNDでとりあえず作ってみて、その後WixかJimdoでやってみるのがオススメ!
最適解としてはこんな感じでしょうか。
WixかJimdoは好みだと思います。使える機能としてはWixの方が豊富そうで、Jimdoは日本人でもとっつきやすいデザイン、インターフェイスなイメージですね。
ホームページ制作ツールのデメリット
実際に人がコーディングするのと、ホームページ制作ツールを使うのとの違いとしては、SEO対策とサイトの重さです。
なぜかというと、制作会社が自力で作ったソースコード、コーディングというのはgoogleが読みやすいように、かなり早く読み込めるように設計しています。
それに比べてWixやJimdoなどのツールは、javascriptなどのシステムでHTMLを吐き出しているのが基本なので、googleからは結構読みにくいコードなんですね。
なので、SEO対策としてキーワードを色々書いても、読み込みにくいので検索で上位表示されにくいというのが基本です。
また重いというのも、javascriptで吐き出しているものなので、ページが増えれば増えるほどどんどん重くなります。
ですので、ブログだったり、制作実績みたいなどんどん更新されるようなページを作るのであれば、あまりオススメしません。
最後に
いかがでしたでしょうか。
こんな感じでメリットデメリットを挙げてみました。
ですので、万人が全てホームページ制作ツールを使ったほうが良いというわけではないので、自分に合った選択肢を選んでみて下さい。
とにかく、とりあえずはタダなんで、無料ツールを使って作ってみて、何か問題があれば、そのタイミングで制作会社に相談、というのでも全然大丈夫なので、まずは動いてみることをオススメします。
もし困ったことがあれば、一度ご相談下さい。
ちなみに失敗しないためのホームページ制作のノウハウはこちらの記事でまとめています。
それでは!
あ、ちなみに今回はコーポレートサイトの話でしたが、ネットショップを作りたいならこちらに詳しくまとめています。
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